思いがけないムスコごはん、
まだありましてね。
(誰も興味ない〜(笑))
ムスコは浪人留年を経て大学4年生、
23歳でございます。
23歳の大学4年生ってどうよ( 一一)
わたしゃ、もうその歳では
残業200時間でガンガンに働いてたころですけど。
それはさておき。
またムスコが夕食を
ここのところ、帰りが遅いんですが、
この前は、ムスメがバイトで
夫は出張で
ムスコだけが家におったんです。
オンライン授業もあったり
なんせ留年の4年生やから、撮らなあかん授業も少なくて
家におることが多いんです。
21時前に私が帰ったら
なにやら材料をトントンと切っておりまして。
ごめん〜!またなんか作ってくれてたん?
いいでお母さんやるで!
と言ったら
ええよ!youtubeでおいしそうな野菜炒め見つけたらから
いまから作るから!
お母さんはすわっといて!
と言うではありませんか!
そうかそうか、ならば頼むわ。
と思いつつも、なにかできることはないかなぁと
様子をみておったんです。
びっくりのレシピとムスコの忠実さ
切っていたのは、キャベツ、たまねぎ、ピーマン、やったかな。
それと鶏肉。
Youtubeのレシピでは、にんじんとかもやしもあったけど
たまたまその日は冷蔵庫になかったので
とりあえずその材料で作ろうと思ったらしい。
そしたら、炒める前にムスコが
Youtubeを見せてきて
お母さん!
これすごくない?この野菜炒めの画像比較見て。
こっちはめっちゃ美味しそうやん。
こっちはなんかくたっとして全然やん。
この違いってな。炒め方やねんて。
このレシピはな。
野菜を1種類ずつ、炒めるねん。
キャベツを炒めていったん皿にあげて
次、ためねぎを炒めてまたいったん皿にあげて
次、ピーマンを炒めてまた皿にあげて
鶏肉を炒めて、
全部材料を別々に炒めてから
また一緒にして味付けして完成やねん。
と!!!!
ちょっとまじで!
いちいち、1種類ずつ炒めてお皿にあげるとは〜
どんだけ時間かかるん〜
どんだけ面倒くさいん〜
主婦は絶対やらんやつ〜
いや、やる人もおるか。私は絶対やらんやつ〜!
で、見ていたら、ムスコは
その通りに〜
ひとつずつ炒めてはお皿にあげていったのでした。
ごめんな!めっちゃ時間かかるかもしれんけど待って!
って(笑)
ええよええよ、あなたのこだわり、
しかも作ってくれてんねんから。
しかしそんな面倒なことを
この時間に(おなかすいたこの時間に)
やることがスゴイけど( 一一)
びっくりはそれだけじゃなかった
そして、そのあと、どう味付けをするのかなと思っていたら
おかあさん、味付けは〜と〜と塩やねんけど・・(〜の部分は忘れました(笑))
ちょっと、はかり(スケール)出して~!
と言うので、
なぜにスケールがいる??
と思ったらば
なんと、ボウルに、
炒めた具材を全部入れて
重量を計り始めました・・・
どういうこと?
塩の量はな、材料の全重量の0.6%入れるねんて!
ちょっと待ってや〜
大さじ1とか小さじ1とかじゃなくて?
全重量の0.6%?
どこのシェフやねんそれ。
でも、レシピはとにかくレシピ通りにしないと気が済まない
不思議なムスコは
絶対忠実にやるんです。
おかあさん!具材は全部で485gやから、その0.6%はいくらやっけ
と言うので、
冷蔵庫に貼ってあるマグネットシートで計算を始めるワタシ・・・(笑)
筆算しましたよ・・・
いやちょっと待ってや〜。
でも私が筆算するよりムスコの暗算のほうが速かった( 一一)
どうよ。
よっしゃ、塩、2.91gやな!2.91gってどうやって計ったらええんやろう?
って〜計れんよそんなん。
とりあえずスケールで2gと3gを計って
なんとなく近い感じで入れましたけど
いや、小さじどれくらい、とかじゃないとやっぱりわからんって・・・
ほんまにびっくりですよ。
しかもだ。
鶏肉を炒めるとき、
ちゃんと火を入れないとあかんから
蒸し焼きにしたほうがいい、って言うと
わかってるで!ほら、やってるで!
と言うので見ると
フライパンに鶏肉を炒めて
ホイルをのせて蒸し焼きにしている・・
それ、ホイルじゃなくてフライパンのフタにしたらいいのに
と言うと
いや、youtubeの人がアルミホイルでやってたから。これで。
って
どんだけ忠実よ(笑)!
ほんまに驚きました。
そしてその次は
というわけで、結局かなり時間はかかったものの
ムスコの野菜炒めは完成。
確かに見た目は、
くたっとしていなくておいしそう。
野菜が「炒めすぎた」感なくて
どれもしゃきしゃきしてる。
そしてお味は。
うん!
うまい!!!
なんせレシピはほとんどアレンジしがちやけども
やっぱり、おいしいと言われるレシピ、
まずはその通りに作ってみるのがいいんですね〜。
(とはいえこれは面倒すぎやけど)
基本に忠実に、とはそういうことか。
時間はかかるし手間やけど(笑)。
でも、思うに、
確かに、キンコン西野さんとか、よく仕事のコンサルしてはるけど、
「みんな、アドバイスしても、その通りにしないんよね〜。
経験がいろいろあるのもわかるけど
絶対自分流にアレンジする。
それでいて『やっぱりうまくいかない』って言う。
ちがうんだよね〜。まずは、自分のアレンジはしないで
まずは言う通りにしてみて、って話ですよね。
こちらはそのためにアドバイスしてんねんから。」
って言うてはったんを思い出しました。
確かに一理ありますね〜
まずはその通りにやってみる。
やってみてそれでうまくいくかどうかを確認して
そのあと自分なりのアレンジを試していく。
経験があると、
いやいやこれはこうしたほうがええやろう、
いやこの部分は自分のほうがよくわかっているしこれのほうがいいわ、
なんて思ってしまうけれど
まずは基本に忠実にやってみる、
ってことは大事なことですね。
アラフィフにもなると
なんでもかんでも無駄に(笑)経験があるから
そこは忘れがちっていうか
ほとんどやってない気がしますから・・
そんなことを思ったんでした。
相変わらず子どもから教わることは多いです。
さすがに材料の総重量を計ったときには
おいおい、と思いましたけど(笑)
それもまた経験か。
そんなことを思いながら
一人暮らしを始めても
時々でも
料理をする習慣ができればいいなぁ、
などと思う母なのでありました。
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