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85歳母の施設入所いかに。

85歳母の施設入所いかに。 こども・家族

というわけで
母のことをケアマネさんに相談してみたんです。
本当に頼りになるケアマネさんですからね。
夫の母の介護のときも
相談したら一発で的確な返事を返してくれて。
なので困ったときはケアマネさん。
母は頼りすぎてますが
私も同じかね( 一一)と思いつつ。

ケアマネに相談

ケアマネさんに最近の話と
母の意向を伝えました。

最近は、おなかの調子が悪いときが多く
しんどいというので医者に連れて行き
血液検査もしたけれど正常、
炎症反応もないので、病気が進行しているとも思えない
大腸内視鏡もしているので大腸は大丈夫
という診断が出て
なおかつしんどさを訴えられること、
また、雷のときにコンセントから線を全部抜いて
どこにどれをさせばいいのかわからないから
家に来てやってほしいと言われて
さすがにそんなことまであれこれ言われても
私も仕事しているから対処できない
それなら、施設に入って
いつも対応してくれる人がいたほうがいいんじゃないかと
そんな話をしたら
今回は母のほうから
施設に入ると言われたこと。
私のせいなら入らなくていい、
と言ったら
いや、もう身体がしんどい・・
トイレは週1回くらいは間に合わないときがあるし

おなかの調子はよくない、
コープの注文するのもしんどい(ピンポイントすぎる)
身体がしんどいときは食事もつくれない

頭がしっかりしているうちに入ったほうがいい
と言われたこと。

私としては
どうしても施設に入ってほしいというわけではなく
方法はいくつかあるのかなと思うと伝えました。
たとえば訪問看護の契約をして
いつでも看護師さんに相談できる環境があったり
食事も頼めるところに頼んだりして
今の生活を続けるか
もしくは本当に施設に入るか。
ただ、特養だと、ショートステイで経験したように
自由に外に出られなかったり
自分でなにもしなくなるので
刺激も少なくなって認知に進む可能性があるような気もするし
適切な施設があるのかどうかがわからない・・
もしかしたら今不安定なだけだから
当面、老健等に入るのもありなのかも、
(母は、一時的にでなく、入るならずっと入っていたいと言ってましたが)
等々。

すると、ケアマネさんからは
こんな返事がきました。

・老健は状態が落ち着いていないといけない
・申し込み時に薬情報を伝えて
薬価の高いものは出してもらえない
・入所してから相談しても
おなかの調子がよくない対処は
簡単な薬と浣腸くらいだと思う。
・特養はショートステイだと
基本在宅の先生に診てもらってくださいね、で終わり。
・有料やサ高住は委託の先生がいるが
基本は月2回の往診、
何らかの薬は出ると思うが、レントゲンなどの設備もないため
具合が悪かったら家族を読んで外部の医者を受診するよう言われる
・施設でも、食事やアクティビティも充実、
看護師24時間在中、すべてお金で解決してくれるところはあるが
最近の物価高で月55万円くらいが相場。

・・というような。
つまり、今の母の状況でいくと
適切なところは難しいのではないかということでした。

認知症があるとか
ひとりでトイレにいけないとかだと
もちろんもう入らなく手はならないこともあると思うが、
とのことで。

それでいて、母の希望する
「食事がいいところで!」
「いつもお医者さんがいるところで!」
なんてないですよって話ですわ( 一一)

それを聞いて
やっぱりまだ家で暮らせるなら暮らしたほうがいいよねと
あれだけ行きたくないと言ってたのは
結局自由にひとりでやりたいからであり
「確かに施設でいつも相談できるならそれもよし」
とか
「娘に叱られてばかりで迷惑かけてるしそのほうが」
とか
偉そうに言っててもそう思ったんだなと思いましてね。
改めてね。
で、ケアマネさんにもそんな話をしたんです。

ケアマネさんとしては、
・訪問看護を契約
・ヘルパーを増やして、食事を作ってもらう
・今のデイサービス施設はお弁当も注文受け付けているので
週2回行く日はお弁当を依頼する。
・いま、介護度2なので、区分変更申請をする
などの提案ができると思うとのこと。
そして、次の日にさっそく母のところに行って話を聞いてみますと
おっしゃってくださいまして。

なので、私には言えないこともあると思うし
ケアマネさんには絶大な信頼をよせているので
申し訳ないが、母の話を聞いてみてほしいと
お願いしました。

そしてケアマネさんが母の家に

さっそく次の日、
ケアマネさんは母の家に行ってくださったそうです。
(めちゃくちゃ人気のケアマネさんで
何十人も受け持っておられるのにです・・!
本当に頭が下がります。)

で、連絡がきまして。
・ドアをあけて入った瞬間から浮かない表情で
「娘から、『施設に入ってくれたら向こうで相談できるし
安心して過ごせる』と言われたからそうするしかない」
「食事を作るのもしんどいし、
コープの注文もしんどい」
と矢継ぎ早に訴えられた。

・ヘルパーさんを増やすとか看護師に来てもらうとか
提案したが
最初はこちらの言うことが耳に入らず
何を言っても
「娘が施設に入ってほしいみたいで
仕事もあるし何でも言って来られても困ると言われているし
施設に入るしかないんです」
と繰り返された。

・時間をかけて、本当はどうしたいのか、
何が困っているのかを尋ねた。
・娘にそう言われているからそれしかないと思うが
本当はこのまま一人での生活を続けたいとのことだった。
・では、施設に入らずやっていける方法をひとつずつ考えましょうと
提案。
・デイでお弁当を持ち帰ること
ヘルパーさんにコープの申し込みを手伝ってもらったり
食事作りをしてもらったりすること
介護度の見直しをすること
必要ならヘルパーやデイサービスの回数を増やすこと
などなど。
・すると最後には、
「施設に入らないと言ったら娘がびっくりするかもしれない」
とケアマネさんが帰るときには笑っておられた。

とのことでした・・・
チーン。
なんやねん、「娘が施設に入ってほしがってる」的な!!!
またも毒娘みたいな言い方!
(いや、そうやけど!にしても!)

むかつきますけど
ケアマネさんがすごすぎました。
あの剣幕で言い張っている母の様子も想像できるし
それを帰りに笑顔にまでもっていけるって
まじでカウンセラーやん
もはやケアマネの役割の域を超えてます・・・

まぁ世のケアマネさんは

みなさんこういう
家族と利用者との橋渡しもしてくださっているのでしょうね・・
と想像できました。

どうしたって親子は
寄り添いが難しいこともあるのでね。

にしてもこのケアマネさんは
本当にいつもいつもピンチがきても
こうやってひとつひとつ丁寧に解決してくださいます。

寄り添い、大事ですね。

私が
「だいたい、しんどいってのも大げさなんですよ!
医者にも行かなく手もいいのに毎月行くし!」
と言ってても絶対に(母を)否定はされないのですけど
でも、
「おなかの調子が悪いのもすごく訴えられますが
デイサービスに行ったり
ヘルパーさんが来ているときは忘れているみたいなので
常に困っている、調子が悪い、
ということではないのかなと思います。
ただ、気になったときに聞いてほしいし
すぐに結果がほしい!
と思われるのでは。
高齢になるとみんな待てないですね(笑)
考えることないから、気になると止まりません(笑)」

とLINEに書かれていて
ああ、なるほどなと。

確かにそうだよねと。
気になったときに聞いてほしい、
どうにかしてほしい、
どうすればいいか教えてほしい・・・
気になると止まらない・・・
もうそのとおりやんと。

で、高齢になるとそういう人は多いのだなと思うと
まぁ母のそういうところも仕方ないのねと
多数のひとたちがそういう感じなのねと
そう思えました。

そしてムスメが。

そして、その顛末を
後日ムスメに話したところ
「そうやん、おばあちゃんは
ただ聴いてほしいだけと思うねん。
しんどい、こんなことがあった大変!
ってのを聴いてほしいだけやろ。
だから、私はいつもそういう話になったとき
『でもおばあちゃんは、病院で調べてもなんともないし
歩けないといっても、杖もったら歩けるし
めっちゃ健康やと思うで!
病気の人だっていっぱいおるのに
すごく健康やん!!
やっぱり普段の食生活に気を付けてるからかな』
って話をしたら
『そうやねん!!!私は、いつも身体に気を付けた食生活してるから。
めっちゃ健康なんよ・・!!!』
って健康自慢し出すで!!
だから、聴いてあげて、その気にさせたらいいだけやって!!」

と言ってました・・・・
私より大人・・・
私はその「訴え」にいらつきすぎて
聴いてあげることができないねんて。

一段上に立って俯瞰で見なあかんと
わかっちゃいるけど

同じところに降りてしまう・・・
「そうかそうかと聞き流しといたらええねんて!」
とムスメに言われ
そうか・・・・
そうだよねと・・
わかっちゃいるけどできんのよねと・・・
そう思った次第です。

にしても、またもケアマネさんに助けられ。
本当に感謝しきりなのでございます。

まったく母騒動は、
年齢が上がるとともに、おさまる方向にはいきませんわほんま( 一一)

とりあえずの一件落着。ですかね。

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