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好きに生きよ!という育て方

好きに生きよ!という育て方 こども・家族

24歳のムスコが
幼馴染の同級生と
トレーディングゲームにハマってる話。

まぁ~ほんまに
日曜日のたびに

ムスコ
ムスコ

勝負してくるわ!

って出ていくのをどうすればよろしいか( 一一)

ママの責任やで

ムスコの話をムスメとしていたんですが
ムスメが

ムスメ
ムスメ

ママの育て方のせいやで、お兄があんなんになったんは!!

ママは何でも「好きなようにしたらいい」「自分のやりたいようにしたらいい」

って育ててきたけど、結局その結果があれやで!

って(笑)。

いやあなたもですけど(笑)。

思わず笑ってしまいました。

ムスコが24歳になっても
小学校のころにやってたカードゲームをまた再開したり
ロケット花火戦争をいまだにやっていたり
自由奔放にやってるのは
私の育て方のせいやったんか!

そしてもしや
ムスメが毎晩お風呂にも入らずソファでぐーぐー寝落ちするのも
そのせいで虫歯になったりニキビができるのも
そして部屋がびっくりするほど汚部屋なのも
それも私の育て方やったか!

いや確かに。
思い当たるふしはある(笑)。

子どもへの思い

そもそも私、
成人するまで子どもが嫌いでした。

衝撃の事実ですよ!
今の私を知る人からはきっと想像もできないと思う(笑)

うるさいし、わがままやし
世界は自分を中心にまわってるような顔をして!

我慢ならん!
って思ってたんです( 一一)

なにをかくそう、
母もそうやったらしい。
母の学生時代、
何故か知らんけど
選択肢が保育士か栄養士か、だったようで
こどもを扱う保育士などとんでもない!
ということで栄養士への道へ進んだらしい(笑)。

さすが親子です。

私もそうやったんですが
姉の子どもが生まれた瞬間から

ええええ~!
血のつながった子どもってこんなにかわいいん!

って初めて知りまして

我が子が生まれたときに

自分の人生よりも大事なもんがあるんや!

って初めて知りました。

ほんま、どんな親もそうなんでしょうけど
我が子というのは
何とも説明しがたい感情を持つ存在です。

自分と夫がいなかったら
この世に生まれてくることがなかった存在。
そして、生まれたてのときは
自分がいなければ生きていけない存在。

いやもうほんまに、
自分の生まれてきた意味は
このひとを産み出すことやったんかと
そう思うほどに大事な存在です。ね。ほんまに。

親の育て方しか知らなかった

私の場合、
こどもが小さいころから小学生、中学生くらいまで
こどものほうをじーっと見て

足を踏み外さないように
無事に歩いていけますようにと

あれこれ手を出し
世話をやきながら
過ごしてきたように思います。

自分が育ててもらったように
愛情を注いで
そして、将来困ることのないように
勉強も人並みにはきちんとやって
高校も大学もちゃんと行けるようにと

そんなことも考えながら
誘導もしながらやってきたように思います。

自分がそうやって
親にある程度誘導してもらってやってきて
結局あとで振り返ったら

ああ、ありがたかった、
厳しかったけど、よくぞ誘導してくれた、
と思ったからこそ、
同じようにやってきたんです。

転換期は長男が高校生になったとき

そう。
ブログでは何度も書きましたけども
長男が高校生になったときに

公立高校に進学したんですが
もともと希望していた高校から
偏差値が1ランク下の高校に入学することになり

とはいえ、平均偏差値よりは少し高めの高校で
まぁ私の気持ち的に許容範囲だった気がします。

しかしそこから
ムスコはもういきなり自由の海の中に泳いで出て行ってしまいました(笑)。

私服で自由な高校は
破天荒なムスコにぴったりの学校で
ムスコはとっても楽しい高校生活に突入したんでした。

しかしながら。

大学に進学するのであれば、
高校では相当に勉強しなければならないことを
昔の自分の経験からわかっていたので
いやいや、このままじゃ絶対に大学進学は無理やからと

あの手この手で
私は、ムスコの行動を制限しようとしたんです。
中学生までは、ある程度は親の言う通りにしていたわけですから。

その頃全米で共感され、大きく話題になった

「初めてスマホを持つムスコへ、18の約束」

ってやつを
私も紙ぺら1枚作って
ムスコに渡したんです。

親が買ったスマホを貸してあげるだけやから(親がお金を出しているから)
夜はリビングにおいておくように。
パスワードは親に報告するように。
学校に持っていかないように。
悪口を書き込まないように。

等々・・・・

親の言うことに反抗しつつも
最終はどうにか従う、

という感じだったムスコですが
この約束をわたして数日後

ムスコは部屋で大暴れしました( 一一)
大声で叫んで
壁をなぐって穴があきました( 一一)

そして、リビングにいた私のところにきて

ムスコ
ムスコ

これを守らなあかんのやったら

もう携帯はいらん!

と、言いました( 一一)

私に反抗できない分、
ひとりで部屋であばれたというわけです。

いやちょいまって~
どういうこと!

と途方にくれた私は
あちこちに相談したり
本を読んだり
そして考えたり

そして最終、ある人の言葉で
ハッとなったんです。

子どもはあなたとは別人格。別の人生を生きているんです。

だから、もうあなたはこれから一切口出しをすべきではない。

口から出す言葉は誉め言葉だけ。

あなた自身は、親の言うとおりにやってきて、それで正解だったしありがたいと思っているかもしれない。

でも、あなたのムスコさんはあなたとは違います。

あなたとムスコさんは違うんです。別の人格なんです。

ムスコさんは、自分の好きなように、自分の思うように生きるべき、別の人格なんです。

あなたは今日から、彼に何も言わないと決めないとだめですよ。


って。

そこで私はハッ!!!!としたんですね。

もうこの言葉がすべてです。

私は自分の親しか知らないし
私は親の育て方でよかったと思っている。

けれど、ムスコはどうだろうか。
ムスコにとってもこの育て方が正解、というのは違うのではないか。

ムスコは自分の子どもであっても
所有物でも自分のものでもなく
彼自身の人格があり人生があり
私とは別なのだ!

これが自分の中で腑に落ちた瞬間に
私は手を離したんですね。

好きなことをやり!

好きなように生き!

勉強したかったらして、したくなければやらんとき!

なにもかも君の人生!

ってね。

小さいころから、
「好きなことをさせる」っていうのはやってきたつもりではありました。
水泳をやりたいといえば習わせるし、
やめたいといえばすぐやめさせる。
習字もテニスも野球も全部そうです。
こどものやりたいという気持ちを最優先してきました。

でもやっぱり、どこかで

「勉強だけはちゃんとやって
大学だけはちゃんと行って
そしたらそのあとは苦労しない」

っていうのがあって

そこには誘導しようとしている自分がいたんですね。

でも、果たしてそうだろうか。

私の生き方は
私自身はよかったと思っているけれど
万人がそうではなく
人それぞれに
価値観も
幸せの形も
ちがうんじゃないかと

頭をなぐられたような思いでした。

そこから私は
完全に手をはなし
勉強がどうのも
成績がどうのも
大学がどうのも
まったく言わなくなったし
好きに生きればいいのだと
やっと本当に思えるようになったように思います。

親がそういう思いになると
こどもはやっぱり変わっていく。

自分に自信が持てるようになって
自分の行動に責任が持てるようになっていく。

なにか失敗をしても
そこをどうにか乗り越えていこうとするようになる。

つまり。

子どもには、自分の人生を歩いていく力があったんだ。

ということ。

実はそれを、
信じられずにいたのは親のほうだったんだという
思ってもみなかった事実が
自分の前にしっかり見えました。

そこからムスコもムスメも
私はすっかり手をはなして

大好きやからベタベタはするけど(笑)
基本口出しをしなくなりました。

好きに生きよと

それは今も思っています。

「なんでも好きなように」としたことが
ムスメの言うように
ムスコの「24歳カードゲームバトル三昧」につながっていたとしても
それは「失敗」ではないし
別に私にとっての「困ったこと」でもないわけで(笑)。

ま、ネタにはなりますけど(笑)。

でもやっぱり、「何でも好きなように」という姿勢が
ムスメにも伝わっていたんだなと

それがちょっとうれしかったりもしました。

なにかしら誘導しようとしていたのは
やっぱり彼らの力を信じられないところもたぶんあって
つまづかないように転ばないようにと
必死で考えた親心で
でもやっぱり
「信じられていない」のも子どもは敏感に感じるもので

手をはなして
自由に生きよと、いわゆる「ゆるゆるの」親になることで
こどもはどこかしら
信用されているのだと
信頼されているのだと感じ
自分で責任をとることを覚えるんですね。

それを最近本当に
感じるようになりました。

いやほんま。

振り返ると、私の子育て人生はこれに尽きる。

このターニングポイントが
私の人生で学ぶべき大きなポイントだった気がしてなりません。

こどもはいつも私の教師。
こどもに出会って、いろんな自分を発見できた気がします。

コメント

  1. karion より:

    makkoさん、こんにちは。
    大学生、後期始まりましたね〜
    うちの下の子ですが、前期無事に単位取得でき、大変だった設計の課題もそれなりに評価していただけたようで、機嫌良く後期突入しました。
    …が、今月までは緊急事態宣言が出ているので、対面で行われる設計の授業は時間が短くなり、その分課題で補われるようで、始まった途端大量の課題に追われています。
    今は家の間取りを描いているようです。
    私自身、間取りを見るのはとても好きなのですが、これを手描きで描くのは大変そうですね〜
    しばらくはオンライン授業もあるようですが、後期は前期よりも授業が多いので、課題が多いとなると結構大変そうです。

    大学の教育懇談会が行われるとのことで、前期は中止になってしまったので、今回は申し込んでみました!!
    もしこういう機会にでも、いつかmakkoさんにお会いできたら嬉しいと思っています。

    makkoさんの娘さんは、大学院進学を考えおられるのでしょうか?
    うちの長男も大学院の進学を考えているようで、就職に関連することは今のところ全く行動していません。大学院のことはよく分からず、大丈夫なのか?こちらも心配です。

    浪人したらしたで、入学したらしたで、また進学するならするで本当にいちいち心配になります。
    makkoさんのおっしゃるように、子どもには子どもの人生があると分かってはいるんですけどね…
    いちいち一喜一憂して、我ながら疲れる親だと思います(笑)
    心配はしても、なるべくそれを子どもに感じさせないように接したいな〜とは思っています。
    浪人しても何とかなったし…授業や課題が大変そうでも何とかやってるし…
    そう思って後期も乗り切りたいです(笑)
    いつも長くなってしまってすみません。

    • makko より:

      karionさん、コメントありがとうございます!うれしいです~!(^^)!
      ほんと、始まりましたね~。設計の授業の時間が短くなってその分課題となると
      ただでさえ大変やのに、もうそれは想像を絶しますね・・・!!!大変だと思います。
      でも、前期無事に終わられたようで、評価もよかったのですね!!!!ひと安心ですね!よかったです!
      うちはもう落ちこぼれだったので全然でしたが、いま建築学科にいるムスメの小中の同級生(いつしかムスコの同級生になっていた(笑))は
      最近、設計の発表会?みたいなものがあったみたいでした!設計のほうに進んだ子たちは、いろんな力試しをさせてもらえるように思います!
      すごいです!(^^)!karionさんのお子様も楽しみですね!!!!
      そうそう、設計の手書きはほんと大変そうですよね~。でも、建築士の試験はすべて手書きですからね~やっぱりそういうところは
      きちんと指導していただけて助かりますね。これからますます大変だとは思いますが、きっとお子様の様子なら大丈夫ですね!!

      大学の教育懇談会、私も申し込みましたよ~!まるでチケットとるみたいに(笑)楽しみに申し込みました。
      「ママだけやでこんなに楽しみにしてんの!」とムスメにつっこまれましたが、2人分しっかり申し込みました。
      時間が大丈夫ならぜひお会いしましょう!いつでもダイレクトメッセージしてくださいね~。

      大学院進学!そうなのですね!!!いまからすごいです!!
      理系だから、けっこう大学院進学は多いみたいですね。でも私も大学院については全然わからないので、どうしたもんかと思っています。
      本当はもっといろいろ調べて動いていかないといけないんでしょうけど、そんな様子もなく、心配しています( 一一)
      いやほんと、私も、好きにさせているものの、心配はめっちゃしてますよ~いつも。karionさんと同じように、それを子どもに感じさせないようにと
      ほんと、そればっかり思っています(笑)。「言う」より「言わないでいる」ことのほうがしんどいですよね(笑)。
      お互いに頑張りましょう!!!!いや~でも、本当にうれしいです。いつもありがとうございます!!!

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