BS朝日の「ウチ断捨離しました」
いやこの番組、ほんまに大好きです。
ずううっと毎週録画して見ています。
昨日は2本まとめて見ましたよ~
いや~本当に、それぞれの人生。
ただのドキュメンタリーじゃなくて
断捨離を通じて
そのひとの人生や
どこに向かっているか
なにが原因でその場に止まってしまっているか
そんなものがしっかり見えてくる番組で
まじですごいと思ってます。(語彙力(笑))
すごい番組だと思うし
ある意味、
自分の心の中も、
いまの人間関係も
人生の指針も
実は家の中の状態にあるんだなぁ~
っていうことに気づきます。
いやほんと。すごいです。
夫婦関係について
今回見た1つの番組は
片付けられない奥さんで
片付けられないことが原因で(夫に責められ)1年間別居して
その後、また帰ってきたけど
なかなか片付けが難しく
それよりなにより、だんなさんと全然会話がないってご夫婦( 一一)
いつもやましたひでこさんがおっしゃる
「『かたづけられない』って良くおっしゃる方いるけど
『かたづけていない』だけなんですよね~」
って。
「かたづけていない事実を、かたづけられないかたづけられない、と言って
自分に能力がないように思考を置き換えちゃってる。
『片付けられない私』っていう気持ち、思っている以上に
自分の自己肯定感を下げちゃってるんですよね~。
片付けられないイコールダメな私、っていうね。
自分を自分でおとしめちゃってるところの回復になればいいなと。
その回復が人間関係の回復にもつながるってことだからね。
ひとつひとつ自信をもってもらえるような断捨離になればいいよね。」
「でも、断捨離トレーナーが寄り添うことで
まず、行動しよう、手を動かそう、というところにスイッチが入ったんですね~。
結局、山というかたまりが、ひとつひとつ個別にみられるようになった。
塊を見ると、こんな大きな山は登れない、と思うんですが
まずこの目の前のものをなんとかすることで、あれ?となるんですね~」
ってね~。
毎度毎度心に響く言葉がありますね~
そして、この女性は、
小さいころから、床にものをおく習慣があって
なかなか片付けることが難しかったんですが
ひとつずつ手を動かしてモノを捨てていくことで
行動していき
家を片付けることができたんです。
ご主人との関係をとりもどしたい、
という気持ちが大きかったこの女性の気持ち、
なんだかステキでした。
(家を片付けないことを責めるご主人はいかがなものか問題はおいといて(笑))
「これね。断捨離のね、肝に銘じてるとこなんですけどね。
人間関係って私たちね
『信頼せず期待ばかり』なんですね。
彼女もご主人がこうしてほしい、ああしてくれれば、と期待がいっぱいだったと思うんですが
自分に対してもだったんですね。
片付けられれば、自分がきちんとやれれば、と
自分に対しても期待ばかりで
頭の中で行動に結びつかなかったと思うんですが
『信じて、でも期待をおしつけない』っていうことをね
心に留めながらやっていくのが断捨離なんですね~。
断捨離は『信じて期待せず』なんですよね~。
相手のことは、こうしよう、とはしないということが鉄則。」
いや~深い。
他人も自分も「信じる」こと(実は「信じていなかった」こと)
そしてだからこそ、他人にも自分にも「期待しない」こと
(「期待ばかりしていた自分」に気づくこと)
信じるだけでよいのだってことですね~。
これってほんま、
夫婦関係もそうやけど、
親子関係もそうですね。
まじで。
子どもに対して
「信じて期待せず」
これじゃないですか?真髄は。
そしてやっぱり、断捨離を通じて
いろんなことを考えたり
なにかしら自分のまわりが変わっていくっていうのは
断捨離のみならず
「自分が動く」ことができているのかどうか
という、
やっぱそこなんだな~
ってね~
本当にこの番組から教わること、すごく多いです。
そして、なぜかいつも涙が出る(笑)。
他人の人生に、
自分の人生のどこかを重ね合わせて
自分もなにかしら
しんどいことがあったり
乗り越えたいことがあったりするんだな~、
と感じます。
(それがない人はおらんでしょうけどね!)
突然亡くなった家族について
また別の回は、
ご主人が突然、くも膜下出血で亡くなられた
奥さんの断捨離。
突然亡くなられて
その現実を受け入れられず
6か月間引きこもり
どこにも出られなかったと
その家は本当に荒れ放題で
まさに心の中を映し出した状態。
命をつないでいるのは
ネットで取り寄せた
段ボールに入った菓子パン・・・・・
冷蔵庫は飲み物のみ。
でも、これではいけないと
なんとかしなくてはと
自分で応募したこの女性。
やはり、自分で「動こう」と決めたひとは強い。
やましたさんがしっかりとその気持ちに寄り添い
彼女の気持ちを大事に大事にしながら
少しずつ進めていくわけですが
ご主人のものには手をつけられないものの
キッチンの断捨離を始めた瞬間から
彼女は、
まさにスイッチが入ったように、
ガンガンものを捨てていく。
それはもう、ほんまに昨日までひきこもってたんかと
びっくりするほどの勢い。
やましたさんもびっくりして聞いたら
「なにも持っていけないことを知ったので」
という答え。
要はご主人が突然亡くなり
見送ったときに
お棺に入れられたのは、ほんのわずかなものであり
いずれにしても、お骨だけになってしまう。
いろんなものを大事に持っていても
死んだらあの世には何も持っていけない。
大事なのは「モノ」ではないのだということを
知ったのだということなのでしょうね。
いやもうほんまに。
ぐっときました。
彼女の断捨離の過程で
共感することがあまりに多かったです。
夫にしろ親にしろ子どもにしろ
生きている人は必ず死ぬ。
動画に写真に
その姿があっても
そのひとはもうこの世にはおらず
話すことも見ることも見てもらうこともできないのだという
まぎれもない事実。
事実はときに冷徹で残酷です。
彼女は見事に断捨離を敢行し
ご主人が亡くなってから初めて
ガスに火を入れ
社会人になって家を出た息子さん(断捨離を手伝いに何度も帰ってきてくれていた)に
ごはんを作るんですね~。
断捨離が彼女の生きる力を取り戻したんですね。
いや~本当に奥深い。
断捨離の力もさることながら
人の人生とは本当にいろいろあって
人はいろんな出来事の中で
悲しみ、もがき苦しみ、そして
自分の足で立ち上がり
また幸せを見つけながら
生きていくのだなと
そんなことを思いながら過ごした午後でした。
いやほんまにこの番組は奥深い。
ぜひ地上波でやってほしいな~。
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