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卒業後63年の同窓会!

卒業後63年の同窓会! こども・家族

母の同窓会、
かくして終わったわけですが、
とりあえずは、もう「最後の」同窓会だと

何度も言うてましたが、
あの元気な人たちと見ると
いやいやまだまだ、全然集まれるんちゃうん!!!
って思ってしまいます(笑)。

母の名刺づくり

とはいえ、母は足も悪く
なんせ要介護2ですしね。

もう自由に出歩くことは難しい。

なので、

住所と電話番号、メールアドレスを書いた
名刺みたいなものを作ったらどうかしら?
と思いたちまして。

こういうのは、夫が得意なので
夫に発注しまして(笑)
なかなかよきものを作ってくれましたよ(笑)。

おしゃれなやつを作ってくれたので
いやいやおしゃれはいらんから
字を大きくして!!!
ってお願いしまして(笑)。

だってなぁ~
私だってもう老眼やのに
83歳はもっと見えんやろう!!(笑)

なので、字を大きくしてもらって
カードをつくり、
印刷して渡しました。

たいそう喜んでくれましたよ。

そのカードをみんなに渡すために
みんなのところを回ったので
全員といろいろ話ができてよかったと
婿(笑)の好感度爆上がり(笑)。

私の発案ですけどね(笑)

その後、それを見て、電話をかけてくれた人もいたそうで。

よかったよかった。

なんかしらんけど、夫は
名刺に、QRコードまでつけて
メールアドレスがすぐ出てくるようにしてましたけど
いやいやQRコードを使える83歳がどれだけおるやろか(笑)。

同窓会のおはなし

後日、母の病院付き添いにいったとき
なんと母は、その同窓会のしおりと
写真(その場でプリントしてくれたらしい!ハイパーおばあちゃんがおるぞ!)を
持ってきておりまして、
まぁ話をしたかったんやろね。

血液検査で血液をとる間に

ハハ
ハハ

あんた、これ見とき!

って渡されました(笑)。

いやいや、話をしたかったんちゃうんかい(笑)。

見てほしかったんですね~。

しかしね、そのしおり。

ちょっとすごかったんです。

「旅行のしおり」みたいに
きっちりブックレットになっていて。

表紙

同窓会しおり

左上にはちゃんと旧姓が書いてある~。

83歳の同窓会で
旧姓~(笑)!!

で、このあとに2ページにわたり
「ごあいさつ」が書いてあるんですがね。

なんかじーんとしたんです。

内容抜粋してご紹介します。

「本日は、卒後63年の同窓会をご出席くださいまして
ありがとうございました。・・・・(中略)
前回の同窓会はいつだったのでしょうか?
昼食に〇〇(お店)の△△(メニュー)を楽しんだ会は
50年以上も前の話です。

・・・・

〇〇学校(栄養士学校)のあの2年間は、
今までの長い人生の1/40以下に過ぎません、
生徒総数100人、質素な教室。
華やかなものはなにひとつありませんでした。
しかし○○先生の、
時代が必要とする人材育成への熱意のもとに
△△先生のオーラ輝く授業を受けることができました。

特別な気負いに支えられた記憶はありませんが、
〇回生が同じ方向を見上げて
自分をまじめに鍛えていたのでしょう。

人生を顧みると
あのとき私たちは、
間違いなく目に見えない幸せなときを過ごしていたと思います。
小さな学び舎を盛り上げる
若い活力で満ちた教育現場で
時間を共有していました。

だから良いご縁が結べて
今日このように多くの友達との再会の実現に
胸がときめいたのだと思います。
再会できて本当に幸せです。

これから2時間を楽しく過ごしましょう。
明日からの日々に、新しい力が加わるように

お友達のエネルギーを
お土産にいただきましょう。
わくわく・ドキドキ感の減りつつある毎日、
今日が「いいことがあった日」になりますようにと
祈っています。

今日の続きのお話を、
後日電話やメールできるように
情報の交換をして
温かい気持ちに満たされて
帰路におつきください。

この回が最後の同窓の集いとは思わないで
今後の余生で親交を続けられる学友として
これからも仲良くしましょう。」

(「同窓会しおり」より抜粋)

いやちょっと。
ジーンときませんか?

友達ってすごいです。

そして、同じ学校で共に学ぶことって
素晴らしいことです。

83歳の母の同窓会を見て
ああ、青春時代を一緒に過ごした仲間って
ここまでも時間を超えられるんだなぁと

本当に心が温まりました。

元気な同級生たち

約50人の同級生の中で
21人が梅田まで来て集えるってスゴイです。

でも、母の話を聞いていると
出席者のひとたちの中に
栄養士の仕事をして
定年まで勤めあげた方がけっこうおられたそうです。

今でも、お料理学校をしていたり
保存食の本を出版していたり
方向転換して習字の先生をしていたり
放送大学の講義を受けて大学生になっていたり

いまも元気に動き回る人たちが多かったのだとか。

母にも刺激になったんじゃないでしょうか。

今は、足が動かなくとも
家でもなにかしら世界とつながれる時代ですしね。

そして、懐石料理ひとつひとつを見て

これは調味料は何をつかっているのかな?

とか

ハハ
ハハ

これ家で作れるかな?

などなど、
やっぱり栄養士ならではの
食べ物の話はつきなかったようで

店員さんが

お料理、ご説明いたしましょうか

と言われても

ありがとう。でも結構です。私たちプロですから。

と返している人もいたとか(笑)。

すごいっす。

スーパーおばあちゃんたちの集まりやん(笑)。

なんだかとてもうれしくなりました。

母の同級生、こんな元気なひとたち、
パワーにあふれる人たちだったんだなって。

いやいやこりゃ、母も
体操ばっかりしてるんじゃなくて
もっと自分の好きなことやりや~って
応援する気持ちになりましたし
母自身も、
そう思ったんじゃないですかね。

絵を描くことも好きやのにしていないし
心のおもむくままに
やってみたらいいんじゃないかなって

ホント、同窓会、
行けてよかったと思いました。

亡くなった方も5,6人はおられたようですけど
総じて元気です、今の80代。

なんだか将来明るく思えましたよ。私も(笑)。

母のおかげで、なんだか温かい気持ちでしばらく過ごせたというおはなしです。

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