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人を笑わせることって

人を笑わせることって エンタメ

お笑いが好きです。

ただ、我が家は

ハハ
ハハ

お笑いなんてしょーもない!

という価値観の家で育ったので
ここにいきつくまで
自分の中ではけっこうなブロックがありました。

そもそもテレビ局に就職することになったとき

正直、父母は手放しで喜ぶ感じではありませんでした。

私の夢は
小学校のころから
卒業文集に書いてあるように

「放送局に就職すること!」

やったので、
あわい憧れがあるのは知ってたはずやけど

まさかほんまに就職活動してるとは思わんかったんでしょうね。

ドのつく田舎ですから
まわりの友達も
大阪や東京に大学に行かず
地元の国立大学に行って
就職は先生か県庁か市役所か銀行。

チーン。

そんなところだったので
無理もないのかもしれません。

中学のとき、教頭先生が
生徒全員の夢を1対1で聞く、
という張り切った企画(笑)をしたときも
全生徒との面談を終えたあと
教頭先生は
朝礼で感想を話したんですが

テレビ局で働きたいとか
浮わついた夢を持っている人もいたけど、
大半は真面目で、素晴らしい夢を持っている子たちばかりだった。

って言われて
いたく傷ついたことがあるんですが

まぁそんな価値観の田舎ですから
親がいろいろ思うのも無理はない。

でも、基本は、
高校を卒業してからは
親は完全に子育てから手を離してくれて

好きなように生きよ

というスタンスでいてくれたので

びっくりはしたけれど
まぁガンバレ、

と、エールを送ってくれていたのだと思います。

テレビ局で知る広い世界

片田舎から関西に出てきた私は
楽しくて広い世界を知り
大学時代を謳歌し

留学してアメリカや世界を知り
いろんな価値観を知って

ずいぶん自分が広がった気がしていたし
関西に出てきたり
留学をしなければ
今の自分はなかったと
断言できるほど大きい経験でしたけど

それでも
テレビ局に入ったあとは

さらに自分の価値観が大きくくつがえされました。

これまでの世界は、
同じように勉強して大学に行って
そしてアメリカでも、それなりにアカデミックな
そこでの自分だったりして

それなりにある程度
自信も持っていたんです。

とにかく絶対ぐいぐい押していく性格なので
テレビ局だって日本全国受けまくったし
(超せまき門だったので)

最初は全滅だったのに
少しずつ内定ももらうようになって

ま、どうにか、社会に通用するのかも?

って思えるようになっていた・・。

でも、テレビ局に入り
制作部という特殊な部署に入って

まぁ~ほんまに

それまでの価値観とか何ぞや?
いったいなんやったんや?

と思うほどに
自分が
井の中の蛙だったことを知るんですね~。

バラエティの企画会議で
なにも言えない自分。
編集所でみた
動画編集の世界。

そこでの頂点にいるのは

アホなん!?と思うほどに
つきぬけた発想力を持つとんでもない怪獣

そして、
映画や番組を見つくす
映像への知識の深い人たち

また、
高校中退して、いろんな仕事をし
いろんな人と出会って
とんでもなくたくさんの引き出しを持つ人たち

映像のセンスがとがりまくっている人たち

ま~
すごいいろんな人たちがいて

自分が何もできんことを知るっていう。

アホバカマヌケと
親にも言われたことのないようなことを言われて

とにかく走るしかないAD時代。

ああ~これまでの自分の世界って
なんてせまい世界やったんやろ
って

そこで初めて知りました。

今でも覚えている先輩のひとこと

そもそもバラエティとは無縁で育った私。

家でテレビを見る時間は制限され
1日30分で

自分の選ぶテレビ番組といえば
アイドルが出ている歌番組・・・!

そう、聖子ちゃんとか明菜ちゃんとかそういうやつ。

大学になって、親の制限がはずれて
とにかく見まくったのはドラマ。

今もドラマが大好きですから。

つまり、バラエティはほとんど見ることがなかったというのに
会社での配属は制作~!

バラエティ番組がさほど好きでもないのに
さてどうしたもんか。

AD時代はなんとかなったし、
仕事も好きやったけど

ディレクターとなると違いました。

本当に難しい。

「面白くする」

って本当にめっちゃ難しい作業なんです。

報道は、「起こったできごと」を報じるし
ドキュメンタリーは「ものごとや人をそのまま追っかけ」ます。

でも、バラエティって
なんにも材料がないところから番組をつくる。
そう、「1」があって番組にするんじゃなくて
「0」から作る

なにをとりあげるか?
誰に出てもらうか?
そして、どんなふうに作るか?

なんもないところから
「なにがおもしろいやろ」
って考えるんです。

これは、本当に難しい作業です。

バラエティは低俗だ、とまでは思わなかったけれど
少なくとも、我が家の価値観としては
バラエティは最下位やな(笑)。

でもでもね。

「おもしろい」の基準もひとそれぞれで
なのにそんな中で、
何千何万人の視聴者が
笑ってくれるものを作らなくてはならない。

尊敬する大先輩がおっしゃったひとこと、
忘れられません。

「人を泣かすのは簡単やけどな、
人を笑わせるって至難の技やで。
めちゃくちゃ難しい。」

確かにです。

ドキュメンタリーを作りこめば
必ず泣ける場面はあります。

感動する話をもってきてももちろんそうだし
ドラマでもそうです。

それは意外に簡単だったりする。

でも、「笑わせる」って
そう簡単にはできんのです。

たとえば、人前で話をするとして
ぎゃははは!
抱腹絶倒!
って、大笑いさせる話って
簡単にできるもんですかね?

絶対無理っしょ。

笑わせようとしても
大すべりなこともある。

笑うことが、免疫細胞を活発化させる
研究結果に出たそうですが

実は「意図して人を笑わせる」ことは
そう簡単にはできんもんなんですよね~。

そして、数年前からの
私の中のお笑いブームがやってきて

改めて、

笑いを追究するこのひとたち(芸人さんたち)はスゴイ!

って思うようになりました。

だから余計に
小さな劇場に足しげく通い
たくさんの芸人さんたちを応援しているんです。

お笑いが好きになったきっかけは
ウーマンラッシュアワーの漫才ですけど
劇場に通うたびに
若手の芸人さんたちを知り
知らぬ間に
応援するようになってたんですよね~。

いや、今東京に行ってもうひっぱりだこの
かまいたちやアインシュタイン、ミキや見取り図、霜降り明星、
ミルクボーイだってそうですよ!

ま、いずれにしても
人を笑わせるという職業は
わたしゃ、すごいと思ってるんだ
って話です。

なんとなくね、いまだに
母や姉に
「お笑いが好き」
って話をすると、
ちょっとあきれ顔に見えたりするんですけど(気のせいか・・)

私は、その「笑わせる」すごさを知っているから
どう思われたとて
やっぱりこれからも劇場に行って、
芸人さんたちを応援していきたいなって

やっぱりお笑いが好きやなって

そんなことを思うある日のおはなしです。

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