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人生は。

人生は。 出会った人

必要なタイミングで
必要なことが自分に起こる
必要なものが目に入る
というのは
ほんとだな~
と思ってます。

決して
スピリチュアルなことというだけでなく
心理学的にも
それはあるんですよね。

結局のところ
自分が「見たい」ものを「見ている」だけということ。

ほんと、それは、
日々感じることでもあります。

平場の月

平場の月
という映画を最近観ました。

堺雅人と井川遥が
中学時代の同級生、初恋の相手で
再会して惹かれあっていく

という
まぁそれだけ書くと
大人の恋愛の話かい
ということなんですが

予告観たときから
絶対観よう!
と決めてたやつです(笑)。

観た友人から連絡があり
「絶対観てや」
と言われたのもあります。

ま~
いろいろ感じるところの多い映画でした。

最近ほんとに思うねんけど
ほんとに
映画もライブもなんでも
自分の感じるピンポイントな部分
自分のこころが動く部分は
きっと同じところで
同じように感じるひとはおらんだろうな
というそれです。

たまたま、同じ部分で
似たように感じる、
はあるかもしれんけども

でもやっぱり、
たぶん、ないです。

みんな、そうですねきっと。

で、この映画については
ものすごく小さなピンポイントの部分が
自分に響いたな、
と思います。

彼らの言葉の、最後の語尾の部分
だったりとか
むっちゃちっちゃいところ。
そこにすごくいろんな意味がつまってるな、
とか。
自分だったら、
とか
そういうことをいろいろ感じる映画でした。

なにより思ったのは
我々は、
そういう世代だよね、
ということ。ね。

改めて。

介護があったりとか
大事なひととのお別れがあったりとか
親子関係がひと段落して
また子どもとの関係が変わっていってたりとか
そして
自分の健康や
いのちの問題があったりとか

ほんとに
いろんなことを抱えている
年代なんだよな~
ってことを
しみじみね、
思いましたよ。

母のことも思い出したし
子どものことも思い出したし
夫との関係性や
自分自身のこと。

もちろん
恋愛感情、
についても
思うところはありました。

ほんと、不思議ですね。映画は。
自分を分解するような気持ちになることが多いです。

でもほんとに

一番は
自分のいのち、
について考えました。

いま自分がこういう状態になったら
なにを思うだろうか?
なにをするだろうか?
大事にしたいものが大事にできたのか?
いのちより大事なものはあったんだろうか?

なんてことね。

同じ日に

ほんとに不思議なんですが
こんなことを思いながら
いのちのことを思いながら
この映画を観終わったわけですが

その日
たまたま
いつも喘息の薬をいただいている
かかりつけ医の先生のところにお電話して
12月の予約をとろうとしたんです。

その先生は、
去年大病されて
闘病しながら診察してくださっていて

以前は、
土日も含めて
夜遅くまで(21時とか22時とかまで)
診察してくださってたんですが

病気されてからは
おそらく受付や看護師の方が
できるだけ先生にご負担かけないように
と考えられてるのもあると思うけど
予約は診察時間内で、
ってなって

なかなか予約がとりづらくなってたんです。
(それでも
調子悪いとき
無理言って診てもらったこともあります( 一一))

腎臓のこととか
ほんと、すぐに
原因を見つけてくれて
速攻治療してくださるのでね。

夫の難病も一発で見つけてくださったし。
(10年以上前に手術していま元気。)

じっくり話を聞いてくださって
メンタル面のケアもしてくださって。

私も、
ひとに言えない悩みを話したこともあります。
(わりと最近。)
じっと目をみて
ゆっくりと
受け止めて
話してくださるので
泣きそうになったことも何度もありましてね。

この先生がいなかったら
私、いま、こうやって元気でおられへんで。
って思うこともすごく多い。

・・2カ月に1度、定期的に通って
喘息の薬をもらってたんで
予約をとろうと電話したらばです。

「◎◎クリニックです」
って電話で言われた名前が
違うやんか( 一一)
え、待って、
電話番号間違えた?
と思って
「〇〇クリニックではないですか?」
と聞いたらばだ。

「あ、〇〇は、11月末で退職しました。
違う先生が来られて、
新しく、◎◎クリニックになりました。

でも、患者さんのカルテも全部引き継いでますので
みなさんにご案内してます。
ご予約とっていらしてください。」

って・・・・・

待って待って~どういうこと!!

先生は?
〇〇先生は????

パニックになりました。いやほんまに。
10月末に診てもらったときは
普通やったし
そんな話なかったけど?

そのときも、
「膀胱炎の調子はどう?」
とか
「こういう感じのときはない?大丈夫?」
とか
いつものように
目をじっと見て
聞いてくださったやんか。

電話を手にしながら
瞬時に
いろんなことが頭の中をかけめぐり

「待ってください!
〇〇先生はお元気なんですか?
なぜ退職されたんですか?」

って聞くのが精一杯。

「治療に専念するためですが
元気にしておられます。」

って・・・

いや、でもだ。

以前のように
「お休み」でなく
「退職」って・・・

もうもどってこられないの・・

年齢はたぶん
私くらいか
すこし年下じゃないかと思うんですが

もうショックすぎて
しばらく呆然としてしまいました。

もちろん
〇〇先生が探された後任の先生でしょうから
予約はしましたけども。

あとで
ホームページやブログを見ると
やはり
治療に専念するのでお辞めになられたということ、
そして、

後任の先生は
まったく同じ曜日の同じ時間の診察をされる
(土日、夜間診察あり)
同じ専門の先生であること。

きっと先生が
すごく探されて
お願いされて
実現したのだと思うんです。

そして、
看護師さんも受付の方も
それまでと同じ方々が担当されるとのこと。

あとで、同じくお母さまが定期的に通われていた
近所の友人と話したんですが

「ほんとに、
〇〇先生らしいですね。
こんなふうに後任の先生に
きちんと引き継がれて・・。
みなさんが戸惑わないように
行先がなくならないように
ちゃんと考えられて・・・。」
って

いやほんまに。
ほんまにそう。

先生らしい。

先生らしいけど
でもやっぱり
〇〇先生の代わりはいないんです。
後任の先生がどんなにいい先生であっても。

これまでの
いろんなことが思い出されて
もうなんともいえないショックな気持ちで
家族にも伝えました。

家族全員診てもらったことがあったので
ほんと、みなショックで。

人生は

〇〇先生が
どんな闘病をされているのか
私には知るよしもないけれど

でも、
あれだけ身体がつらそうでも
何百人の患者さんを
誠心誠意診てくださっていたのを
いまさらならがに思い出し

先生のブログに
いまなお
何百件も
コメントを書いている患者さんたちの声をみて

本当にかけがえのない先生で
たくさんのひとたちを救ってこられて
(ほんとうに。
どこに行っても見つけてもらえなかった病気を
見つけてもらえた方多数。)

おそらく
もうご自身で
絶対に無理、
と思えるところまで
診察されていたはずで

そう思うと

こんなにも他人に必要とされる人生って
すごいことやなってね。

なんか当たり前な言葉でしか表現できないけど
私は先生の
何分の一でも
誰かのお役に立てていることがあるんだろうか、
とか
何分の一でも
誰かにとっての
こういう存在でありたいやんね、
とか

いろんなことを思いました。

てか、
今も思ってます。

帰りに
毎日クリニックの前を通るんですが
その日の帰りにみてみたら
確かに
看板は変わってないけど
「〇〇クリニック」の文字の「〇〇」のところが
「◎◎」になってる・・・

そうだったのか・・

先生はお元気だろうか。

毎朝、私が出勤する時間に
個のクリニックの前を通ると
先生がランニング姿のまま
クリニックを開けるところに出会ったりして

本当に朝から晩まで
(会社帰り、遅くてもいつも開いてた)
ずーっと
診察してはったよな~
って

思い出して

思い出せば出すほどショックで。

ただただ、
お元気で
回復されることを
お祈りするしかないなってね。

でも、やっぱ
ショックです。

平場の月を観て
自分の人生や
いのちについて
すごく考えたけど

時を同じくして
こんなことあって

余計に
自分の人生、
いつまでなんやろか
残された人生の時間を
どう生きるんだろう自分は。

・・ってことを
むっちゃ考えました。

でもやっぱり
まだショックからは立ち直れてません。
自分が死ぬまで
あの先生に診てほしかったんやから。
これからどうしたらええねん、
って気持ちもありで

また先生に
偶然にでも
お会い出来る日を楽しみに
そのときは
先生のおかげで元気に生きてます
って
お伝えしたいなってね、

思ってます。

いろいろあります人生は。
今日も大事に生きましょう。本当に。

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