そうそう!!
今回の東京で
相変わらずヌケヌケのムスコを目の当たりにしたわけですが(笑)。
でもね~
ちょっと、
へぇ!
って思うこともありました。
東京ぶらぶら時
そう~!
親子3人(こども2人(笑))で東京ぶらぶらしたときの話。
なんちゃらヒルズがいっぱいあるとこね。
(もうどれがどれかよくわからん。)
ムスコが歩きながら
何度も立ち止まって
むっちゃ写真撮ってたんです。
もちろん私も撮ってたけど
どうやらムスコ的には
意味が違ったみたいで。
要は、
建築関係で働いているので
ここらへんのビルについての知識があるし
そして
興味もあるから見るとこが違うんですね。
例えば。
「このビルの鉄骨は、
〇〇(地名)で作られたすごい鉄骨が使われていて
ほんで、こっちのビルもそうで
あそことここは
同じ鉄骨が使われてるねん。
鉄骨ってピンキリで
そこの鉄骨がなぜすごいかというと・・・・」
という説明よ(笑)。
鉄骨!(笑)
知らんし興味もない(笑)。
さすがやなと思いました。
てか。
仕事がどうのこうの
もっと自分に向いてる仕事ないかな~
とか言ってるけど
やっぱり4年も働くと
なんぼ「仕事ができるてるかできてないかでいうと、できてない」
と自分で言うくらい仕事ができてなくても(笑)
詳しいな~!
ほんで話が面白いな~!
興味なくてもやっぱり引き込まれる。
知らんことを知るって面白いし
そしてやっぱり
餅は餅屋で
その専門家の話を聞くのは面白いです。
シェリーさんがお洋服の話をされるとき
ものすごく面白くてもっともっと聞きたい・・!
と思うのと同じです(笑)。いやほんま。
他にも
「うわ~、このビルの設計すごいな!!」
「あの形はどうやって作るんやろ?」
って言いながら写真いっぱい撮ってて
いや~ほんま。
この子は仕事はできんかもしれんが
そして自分に向いてないと思ってるかもしれんが
それなりにやってるんだな~
ってね、
思いました。
安易に
「転職したらええやん!」
とか言わんでよかった(笑)。
(「続けたほうがええで」も言いませんけど。)
とかね、あと、
「ああいうビルの窓って、どうやって入れてるん?
もしかして、枠ができたあとで入れたり?」
みたいな疑問をムスメがなげかけると
ムスコが
「そうやで!!
ああいうとこはな
枠を作ったところに
窓をひとつずつクレーンで釣ってはめていくんやで・・!」
みたいな話もしてくれて
いや、まじおもしろい。
なんぼでも聞いてられる。
ムスメもそうだし
きっと私もそうなんだと思うんですが
それぞれの仕事の話って
知らないことがいっぱいあって
本当に面白いですね。
へぇ~!
みたいなこといっぱいでした。
そういえば、今、会社の横が工事現場で
窓から丸見えなので
時々写真撮ってムスコに送るんですが
なにげに風景として撮ってるだけやけど
ムスコは
「あ、もう〇〇の段階までいってるやん!」
とか
「あれ、なんでそこにそれがおいてあるんやろ?」
みたいな返信が返ってきたりで
へぇ!
と思うこと多いんですよね。
ちゃんと仕事してるやんって(笑)。
当然ですが、
成長してる。
仕事ができんなりに
なんとかやってきたんだなってね。
なんか、ちょっと感動します。
モチベは動くことから
ほんとね、
これ、毎回書いてるように思いますけど
西野さんが言ってること
こういうときに思い出します。
仕事でもなんでも
「興味ないねんな~そもそも」
とか
「モチベがあがらんねんな~」
とか言いますけど
なにもしないからモチベが上がらないのであって
動かないから興味がわかないのであって
動いたら
やってみたら
興味もわくしモチベもあがる
ということ。
それ、めっちゃ大事なことやなと思います。
ムスコも
今の仕事は向いてない
と言うし
全然興味もない
と言うこともありますけど
小さな成功体験があれば
その気持ちも少しずつ変わってくるんじゃないかな~
と思ったりします。
いや、いいねんで。
興味ない、も
仕事向いてない、も
それが本当にそう、
ということもあるし
やりたいことがあれば転職したっていい。
でも、
「本当に」そうなのか?
と見つめてみることは大事かな
と思います。
だって、誰しも
今の仕事に不満がないひとはいないと思うし
「ばっちり自分に合っている仕事!」
なんて思ってる若者がどれだけいるんだろう?
と思うと
動いて、考えて、また動いて、考えて、
って、いろんな経験をして
よくよく自分を見つめて歩いていくのがいいんじゃないかな
ってね
思います。
もちろん直感みたいなものも大事だけどね。
慎重になりすぎて動けないのもどうかやと思うし。
でもなんか
ムスコの話をいろいろ聞きながら
ちょっとキラキラした目で
いろんな建築物の話をしてくれる彼をみて
いまの仕事も
なかなか、きっと
面白いと感じてる部分もあるんだな~
って
思いましたよ。
本人自覚ないかもだけど。
もともと、
ものづくりが好きだったこともあるし
ビフォーアフターが大好きだったこともあって
建築系がいいんじゃない?
って勧めた手前、
やっぱ、その仕事、
向いてるとこもあるよな?
って私は思ってるんですけどね。
それに。
忘れられないんです。
受験で失敗し
浪人してまた受験で失敗し
大学入ったら進級で失敗し
私は「失敗」とは思ってないけれど
本人的にはかなり劣等感が強くて
そして、就職だけは
これまでなかったほど
自分で必死に頑張って頑張って
(SPI対策をやってるとき
あんなに必死になった彼を見たのは初めてだった。)
すごくしんどかったという自己分析も
毎日毎日自習室にこもって書き出して
どうしても行きたかった
第一志望の会社から
内定をもらって
本当に初めて
自分の希望通りになった(ほんとに初めて)。
よう考えたら
中学受験でも失敗してたし
高校受験も志望校のランクを落としていたし、ね。
「お母さん、
やっと僕、
リベンジできた!」
って彼が言ったその第一声を
私は忘れることができないんですよね。
だからって
その会社に固執しろとは思わないし
もちろん
彼が本当に違う道に行きたいというなら
全力で応援するし
なにが幸せかなんて
彼にしかわからないから
どんなときも
彼の応援団でいるつもりだけれど
彼があの時以上に
「どうしてもこれがやりたいんだ」
という思いがないのであれば
まずは、今のこの道を
歩いてみてほしいな
ってね。
かといって、
しんどくなるならそれも本意ではないけど。
その思いがあるから
簡単には
「がんばれ」
も
「やめたら」
も
言えないんですね。
ま、なんにしても
彼が
毎日彼なりに頑張って仕事してるのが
垣間見えたという話です。
やっぱり
興味もモチベも
それなりにあるやん!
それはあんたが頑張ってるからやん!
と思った次第です。
次の日も
そう。
次の日もね、
私が先に大阪に帰ったわけですが
ムスコは、
その日は1日、東京観光するということで
聞いてみるとやっぱり
有名な建築物を見たい、
ってことでね。
国立競技場だったりとか
(それは陸上好きもあるのかもだが(笑))
なんちゃらヒルズだったりとか
いろいろ言ってました。
やっぱさ、
興味ないことないやんか(笑)。
そういえば、
家族旅行に行ったときも
美術館とか行ったら、
「あ、教科書に出てきた美術館!」
とか興奮して
むっちゃ写真撮ってたな~ムスコ。
・・とか思い出して。
東京は確かに
有名な建築物も多いでしょうから
楽しいだろうな~
と思いましたね。
ひとりで見に行くくらいには興味あるんだなって。
さすがに私は東京観光で
建築物見に行こうとは思わんからさ(笑)。
そういえば、
東京タワーをみていたときも
どうやって作ったんだろうね、
って話を3人でしましたね~。
ムスメが意外によく知っていて
東京タワーは
いまではもう絶対に作れないような手法で作られたそうでね。
当時は、命綱もなかったそうで!
鉄骨をつなぐ鋲を
800℃まで熱して
下から、各作業場所まで
なんと投げ上げて!!
上で、金属製のバケツでキャッチして!
その死のキャッチボールと言われる作業が
28万回も繰り返されたのだそう。
そんな手作業で建設されたのだそうで。
命綱もないようなそんな環境下で
死亡事故は1名だったそう。
尊い命が失われたということで
ご冥福を祈りますが
でも!
足場が30センチしかなく
命綱もない中で
強風で転落して亡くなられた職人が1名って。
すごいな!!
・・・って話を3人でしながらね。
ムスコが建築現場の話をいろいろしてくれたりもして。
いやほんと、
そういう話をしながら
東京タワーはじめ
ビル群をながめるのは
ほんとおもしろかったです。
世の中には知らんことがいっぱいあり
子どもたちから教わることが多いのって
すごく感慨深いです。
子どもたちが社会人になっても
いろいろあるし
相談にのれることもうれしいし
でもそれよりも
社会人である彼らの話を聞けることが
感慨深いなと感じる
母なのであります。
そういう意味でも、
今回の東京観光は
思い出深いものとなりました。しみじみ。

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