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今できることをする。というのはこういうこと

今できることをする。というのはこういうこと 出会った人

ホスピスに入られた
ご病気の先輩。

若いころ、数年一緒に働いて
私も彼も会社は辞めたんですが
彼はそのあと
事業に大成功して
どんどん事業を拡大して
すっかり有名人になりました。

数年前からガンを患っているとは聞いていたものの
ここまで悪くなっておられるとは思っておらず
久しぶりに連絡してみてびっくりしました。

こういうとき
なにか自分にできることはないのか。

と、自問しますが
結局何も出てこなくて。
コロナのいま、お見舞いもできないし。

昔の上司の話

そのひとと一緒に

ある上司のもとで働いていたんですが
(彼と私は部署が違いましたが、上司は部署をまたがって仕事をしていたのでしょう)

その上司というのが
おそろしく厳しく
そして熱い方でして

私など、もうどんだけ怒られたことか
厳しくて、もうこわくてこわくて
上司の前では萎縮してしまって
何もできんやんか!
ってなるほどで

全然仕事に結果が出せなかったんですが
(もちろん萎縮していたからばかりではない。)

それでもその上司にほめられることも
まれにあって
それについてはもう
めっちゃくちゃ覚えています(笑)。

めっちゃ叱られた中の「ほめられたこと」
って

めちゃくちゃ自信もってええとこやん!(笑)

それはともかく、その上司、
仕事に対して
自分にも他人にも厳しく
そして「ものづくり」には真摯に取り組む方でして

なんだかんだいって
部下のことは絶対守る。

いまこういうひとはほんといませんけども
この上司、上とケンカしてでも
自分の信念と部下は守る。

そんな上司でした。

つまりは
本当の意味で信頼できるひとなんです。

そんな上司が
今は定年退職してますが
たまに連絡くださったり
私がしたりしていて

ホスピスに入った彼のことも
その上司には連絡しました。

心配して
何度も私に連絡してきていたので。

不器用な方なので
直接連絡して体調を聞くということはしなくて
私に聞くんです、昔からこういうことは(笑)。

私もAD気質というか
その上司とは
「ディレクターとADの関係」
が何十年たっても今なおしみついていて

ADのふるまいをしてしまう、
よくも悪くも
この関係は変わることがないんです(笑)。

すると上司は

私の報告を聞いて上司は

お見舞いが無理やったら、ZOOMとかLINEテレビ電話で話ができんかな?

ってきまして・・・

いや~ホスピスに入った人
お見舞いは無理と言われてるのに
人と会いたいか、話したいか、
どうやろう・・・
自分の状態(どんなかわかりませんが)
見られたくないんじゃないかととっさに思ったんですが

そして「聞いたけど無理でした」と
嘘を言えばよかったのではと
あとで思ったんですが

ここはもうⅮとADですから。
Dの命令は絶対です。(しみつきすぎ。)

申し訳ないと思いながら
ホスピスに入った先輩に
この上司がzoomででも話をしたいと言ってると
伝えたんです。

当然ながら

申し訳ありませんが・・
あまり状態がよくないので
とても顔をお見せするわけにはいきません。
その企画はとてもうれしいのですが・・

と返事がきまして。

もう申し訳なさすぎる・・・

おそらく大変な闘病をしておられる先輩に
断るという気を使わせてしまったことが申し訳なく

聞いた私がアホやったと

めちゃくちゃ後悔したんです。

上司のせいではなく
私の采配が悪かったよなと
ほんと反省しました。

でもこの上司の思いもわかる。

そういうこともふまえた上でも
昔一緒に働いた部下が
苦しんでいると聞いて
なにかをしなくてはいられない。
少しでも話をして元気づけたい。

いつものことながら
強引だけど不器用で
むちゃぶりに思えてしまうようなその依頼が
実はめちゃくちゃあたたかかくて熱いところから出ていることも
私はわかっていたから

だから失礼承知で
聞かずにはいられなかったっていうところで。

ともかく、先輩と話をするという企画はかなわず

ま、そうだろなと
上司にも報告したんでした。

そこで終わらないのがこの上司

するとしばらくしてこの元上司から
またまたLINEがあり

あいつと一緒に仕事したひとたちみんなで
「エールを送る!」っていうZOOM飲み会をして
あいつの思い出話(基本笑える話)をして

それを録画編集してあいつに送るってのはどう?

って~!!!!

キタ~!

こういう企画をするんだこのひとは。

絶対にあきらめない。
なにかしたいと思ったら絶対やる!!

どんな形でも
やりとげる!!!

自分の思いを届ける!

ってことです。

なるほど。
どんなzoomになるかわからんし
受け取り手の先輩も
どう感じるかはわからないけれど

この上司が

いてもたってもいられず
とにかく何かやらずにはいられない
自分に何ができるか
考えて考えて
それがこの企画。

それがすごく伝わってきたので

makko
makko

段取りします!

誰に声かけますか?

私が声かけます。

必要なものがあったら集めます。

ただ、編集は私できんからやってくださいね。

ってまさに~

AD(笑)!!!

ソッコー返事してました。

いやほんま。

自分の思うことが
他人にとってどうか
相手にとってどうか
それを考えすぎて
結局何もすることができず
あとで後悔する。

そんなことが多い中で
やっぱりこの上司はいつも
なにかしらまず行動する。
やってみる。
ってことを示してくれて

そこにはいつも
心の奥のほうの熱い思いが感じられる。

だからみんなが
しょうがないな~
めんどくさい人だな~
と思ってもやっぱりついていく。

そんなひとなんですね。

やっぱり、

ひと

です。すべては。

かくして、「先輩にエールをおくるプロジェクト」が始動しまして
もろもろの準備で
私は大忙しとなってます(笑)。

仕事ちゃうんかい(笑)。

でも、

なにかしらできたらいい。
この上司にずっとついてきて
学んだことを私も
継いでいかなあかんやん
って思えた

そんなおはなしです。

どうなることやら。
先輩、闘病、頑張ってください。
ここから我々はいつも応援しています。

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