いつごろまでいたかなぁ~あの子。
6年か7年か前に
会社を辞めた元同僚に連絡しました。
彼女はもう自身の故郷にもどり
遠くで暮らしているのですけど
会社では10年間
一緒に仕事をしてきた大事な仲間です。
同志はいつまでも同志
本当にたま~に連絡をとるだけになってますけど
彼女が退職してからも
大阪に来るときには会ってご飯食べたり
逆に私が彼女の住む町に行ったときに
連絡して会ったり
そんな関係でした。
彼女は、会社の重要なポジションにいたので
なにか会社で問題が起こるたびに
彼女に連絡して
過去のことを聞いたり
アドバイスを求めたりして
いまなお大事な友達です。
あのころもいろんなことがあって
しんどいことを一緒に乗り越えてきたので
今なお「同志」だなと思ってます(私だけかも(笑))
仕事のこと会社のこと
そして私のこと
わかってくれている人って本当に大事。
もちろんムスメも大事な相談相手ですが
彼女はそりゃ、その渦中にいたわけですから
1言えば10わかってくれるという安心感と
ある側面での正しい判断力もあるな、ってね。
思います。
思い返すと
会社ではいつも一緒でした。
お昼は毎日一緒に食べていました。
そこにアルバイトの子や派遣の子や
人は入れ替わるのですけど
私と彼女は変わらず一緒に。
コロナになって思うのですけど
昼食時間って
重要な情報交換タイムだったなと思います。
毎日飲みに行くわけではないし
会社の人とそこまでプライベートな話をすることって
日常ではなくて
でも、昼食の時間は
人と行くとあれこれおしゃべりしますから
そこで、
「私ね・・」
「昨日ね・・」
という他人の話を聞いて
へぇ~!
と思うことは本当によくあって
そこで聞いた情報をもとに
自分も何かを始めてみたり。
そういうことすごくよくありました。
あの子が話していた脱毛サロンいってみよう!
とか
あの子が言ってたあの本読んでみよう!
とか
あの子が通ってる習い事、私も始めてみよう
とか
思い返してみると
それはめちゃくちゃ多かったです。
思いのほか、昼食タイムは
人生の中でもなかなか大きい影響を与えてくれる時間だったなって。
コロナ禍となり
ひとりランチが主流となって
私も、たまにしか人とランチに行かなくなりましたけど
ランチ時間ってけっこう大事だったよね、
自分の世界もある意味そこで広がったのもあるよね、
と最近ふと思います。
仕事というより会社がいやで
そう。
彼女はいつもいろいろ抱えていたように思います。
仕事の性質上、守秘義務があるから
他人には絶対に言えないことがいっぱいあって
「言えないんですけど・・・
腹が立ちすぎて夜眠れませんでした・・!」
ってこともすごく多かったです。
ものすごく穏やかな優しい子だったんですが
腹が立つことの多い職場だったと思います。
みんな好き勝手言ってくるからな~
そして、モンスターみたいなひとは
どんだけ言っても、自分の非を認めず
自分自分を主張してくるからな~
もちろんそんなひとばっかりじゃないですけど
そういうひとがどうしても声が大きくて
本当にしんどかったと思います。
言われるポジションだったのでね。
いつか会社を辞める、その日を夢見て
他の職業を目指すような講座に通っていたり
いろいろ考えてたなぁって思います。
でも、まさか辞めると思わなかったので
すごくびっくりしたんです、ね。
また、そこまでしんどかったとは、と
私になにかもっとできることがあったんじゃないかと
ほんと、それは思いました。
ごめんね、って。
いま、なお彼女と連絡をとりあって
いろいろ話をしていたんですが
彼女は今の私の立場にとっても理解をしてくれて
「ほんとにしんどいですよね・・わかります」と。
「家族でもないのに
あんな人たちとずっと一緒に過ごさないといけないって
本当にしんどいですよね。
他になにか仕事ないかなと探す気持ち
よーくわかります!
私も、働いて、老後資金がたまっても
ストレス過多で寿命が縮まってしまったら意味ないわ
と思ってました。」
って。
ま、「あんな人たち」というのは本当に一部なんですけど
そのひとたちと対峙しないといけない部署だった彼女は
今の私よりもずっとしんどかっただろなとね
思います・・
でも確かに、
「ストレス過多で寿命が縮まってしまったら意味ない」
は
なんだか心には響きました。
これまでの私だと引っかからない言葉だったと思うけど
やっぱり言葉って
そのときそのときで受け取り方変わりますね。
ああ~なるほどな~ってね。
思った次第です。
まぁもちろん彼女ほどしんどいわけでもなく
日々楽しいこともあるんですけど
それでもね、やっぱり、ストレスは、ある。
まだ先がある人生ですから
今後のことは本当に毎日考えます。
また、久々、彼女に会いたくなりました。
人生の要所要所で関わる大事なひと。
そんな存在の言葉は
しっかり心に残ります。
コメント