以前、ハマってるドラマの話書きましたけど
いま、ハマりにハマってるドラマは
「生きるとか死ぬとか父親とか」
テレ東のドラマです。
大きな事件があるわけではなく
次を楽しみに!どうなる!?
ってのはないんですが
それがないのにこんなにハマるってどうよ。
まぁ、世代でしょうね~。
次回は田中みな実さん演じるアナウンサーの話とかもあるみたいで
それも田中みな実さん自身の年齢の時に起こりそうな感じのことっぽくて
絶対見逃せないっす。
アラフォー、アラフィフの皆さまは必見。
といってももう終わりに近いのかしらん。
クール終わりも近いですもんね。
吉田羊さんは本当に素晴らしいっす。
てか、モデルとなってるジェーン・スーさんがスバラシイのか。
あんなラジオしてくれたら毎日聴くねんけど(笑)。
今回のテーマは不倫
いや、このドラマのお父さんの不倫話
その回想シーン?は毎回ちょろっと出てくるんですが
今回スポットをあてていたのは本人たちの身近にある不倫。
これは吉田羊さん演じる主人公トッキーがやってるラジオの
お悩みコーナーの相談から毎回始まります。
今回は、ラジオの相談内容が
不倫しています、って相談だったんですね。
いや、ちゃう!
同棲している彼が浮気を繰り返す、
別れてもいいですよね?
だったな。
(ネタバレありです。すみません!)
主人公のトッキーは(田中みな実演じるお相手のアナウンサーも)
はい!別れましょう!
ってアドバイスをするんです。
どう別れたらいいか?と聞かれて
とりあえず家を借りる。
少しずつ荷物を移動させる。
別れ話は外でやりましょう!
LINEはブロック!
困ったら女友達に相談!人に頼る!
彼の嫌だったところを思い出して
みんなで笑って
忘れましょう!さよなら!
って。
おお~わかるわかる~!
小気味いいくらいにいいアドバイス!と思いましたんです。
しかし、身近に不倫があったらどうなのか
でも、主人公トッキーの女友達で
結婚して子どものいてる人が
実は夫の浮気に苦しんでいたんですね~。
で、ラジオを聴いた友達が
「トッキーの、家を借りればいいってアドバイス、
現実的じゃないね」と言うんですね。
「だって子供がいたら、どうすればいい?」
「子育てしてて、それだけで毎日大変なのに
家を借りるってアドバイスは現実的じゃないよ。」
って言うんです。
トッキーともう一人の友達は結婚していないし
確かにトッキーの言うてることはわかるけど
確かに確かに
結婚して子供がいてたら
不倫のみならず
夫婦間の問題があったときに
簡単に別れるわけにはいかないし
なにより子どものことを最優先に考えますよね~。
その気持ちもすごくわかる。
っていうか、その気持ちのほうがわかる、かも。
でも、トッキーやもう一人の友達は言うんです。
「ちょっと距離をおいてみたら?実家に帰るとか。
冷静に考えてみたほうがいいんじゃない?」
「その間に、前の職場に頼んでまた仕事始めたら?」
「現状を嘆いてばかりいてもしょうがないじゃない。
少しくらいは生活変えようって考えないと。」
「あなたが苦しんでる時間を減らしてほしい。
自分が幸せだなと感じる時間を増やすことが大事なんじゃないかな。」
ってね。
そう、その気持ちは、
友達を本当に思うからこその言葉。
大事な友達だから苦しんでほしくない。
あなたはそんな扱いを受けていい存在じゃない。
大事な大事な存在だからこその言葉。
けども。
結婚して子供がいたら
そんなに簡単に割り切れるものでもなかったりするし
いろいろあって
いがみあって一緒にいるよりは、
離婚したほうが子どものためにもいい!
という意見、それも本当にそうだと思う反面、
「我慢して、いろいろな思いを持ちながら
一緒にいること」が本当に間違いかというと
それが絶対に間違いとも言い切れない。
人間は強いひとばかりではないし
夫婦の数だけ、夫婦の形があるんだろうなと思うから。
結婚するまではこんなふうに思うことはなかったのですけど。
で、彼女は言うんです。
「わかるけど、そんな簡単にはいかないよ。
子どもがいるんだから。
私が夫と別れて幸せになっても
子どもの幸せはどうなるの?
離婚なんて子どもは絶対望んでないから。」
って。
離婚して笑顔の母親を見るほうが子供は幸せだよ!
ってのもほんとだろうけれど
いろんなことがあって、家族全員が複雑な感情を抱きながらも
こどもは父親と母親と一緒にいたいと思うんだよ。
ってのもまたほんとなんじゃないかなってね。
私は思うんです。
ひとの生きざまに
「絶対正解」「絶対不正解」はないんじゃないかって。
子どもが「自分のために我慢するお母さんを見なくてよかった」と思うこともあれば
「お父さんとお母さんが離婚せずに一緒にいてくれてよかった」と思うこともあるわけで
「子どものために」何が本当かわからないし、
ましてや「子どものために」と言っていても
もちろん親自身のために何が正解かは
死ぬまでわからない気もするんですね~。
で、彼女は、
「別居も離婚もしない。
子どものために家庭を守る」という結論を出すんです。
そしてびっくりなんはそのあと、
独身のトッキーともう一人の友達が
2人で帰っているときに、
この友達のびっくり告白もあるんです。
それは、この友達は、
妻子ある男性と不倫をしているのだという告白。
3人仲間の自分以外の2人は、
不倫されている妻と、不倫している独身女性だったという事実。
トッキーは、自分の父親が不倫をしていたことが
今でも許せないから
そしてそれを友達も知っているから
それまでトッキーに言わなかったんですね。
トッキーはびっくりするんだけど、今度は
「やめときなよ!」
とは言わないんです。
ただ、黙って、聴いている。
さっきの「夫の不倫」を告白した友達が
これまでその事実と自分が苦しんでいたことを自分に話してくれなかったのは
自分を信用してくれていなかったのではなく
自分がいつも
友達から相談を受けたら、ラジオのお悩み相談みたいに
「話を聞いたからにはその問題を解決しなきゃ」って
一生懸命アドバイスするのだけど
それが友達にとってはしんどいこともあるのだと知ったから。
友達は、なにか問題を解決したいとかそういうわけじゃなくて
ただ話を聞いてほしいだけだったりする。
共感してくれれば気が済むのだということ、
話すことですっきりして
なにかしら自分の気持ちの整理ができるのだということ、
話すこと自体が気持ちを救っていることもあるのだと
それがわかったんですね~。
これは、本当に、ありますね。
めちゃくちゃ、わかる。
こうすればいい、のアドバイスは不要なこともある
これはほんとですね。
自分も、友達に話すときはそうだし
友達が、自分に話すときもそうだな、って思うこと、
めっちゃあります。
そしてトッキーは
このこと・・友達と会っていろいろあったことを
ラジオで話すんですね~。
「みんなそれぞれに秘密はあるんですね。
友達と人生観がぶつかったというかすれちがったというか
お互いが違うことはわかってんたんだけど
議論白熱してね。
反省しましたね~
どうしてもさ、仕事で悩み相談とかやってると
相手の苦しみを解決しなきゃとか
そこから抜け出すためになにかしなきゃって
やっきになりすぎちゃうところがあって
相手は解決を求めてるわけじゃなくて
聞いてくれるだけで救いになる場合もあるんだなぁって
心から共感できなくても
否定しないで聴くことが大事なときもあるんだなぁって
それとは逆に
他人に話せないでいると
どんどん自分の中で悪いほうに思い詰めていくことだってあるだろうし
それぞれが抱えている問題について
話したり聞いたり共感したり
寄り添うだけでも救いになるんだってことを再認識させられましたね~」
って。
ほんと~!それな~!
いろんな角度から
共感しきりでした。
自分が誰かに話をするときもそう思うこともめっちゃあるし
そして人の話を聴くときも同じで
意見求めてるわけじゃないよな~って感じることもめっちゃある。
時には、聴いてもらうだけで
そして聴くだけで
なにかが解決することもあるし
重荷がすっと軽くなることもある。
潜在意識の中だったりするけれど。
本当にいろんなことを思います。
いや~次の回もだいぶ楽しみです。
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