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めちゃくちゃ泣けました。

いつもとちょっとちがう発表会 こども・家族

今回の発表会
まだいつもと違うところがあったんです。

だいぶ景色がちがっていました。

平均年齢がぐっとあがりました

昨日書いたように
ステキな白髪の音楽の先生が出られたこと、
もありますし
私のように親子連弾も数組ありました。
(ほっとしました。
これだけ大きい子と連弾したのは私だけでしたけど(笑))

そして、ふと、プログラムを見ると
なんとなんと、
ムスメとムスコの保育所の時の先生が
お孫さんと連弾されるとは聞いていたけど
まさかのソロでも出演・・・!!!

まじで!!
母より少し若いくらいの年齢だと思うんです。
おそらく70代。

ソロって~・・・暗譜やん。

しかもソロってことは
先生に習いに行ってはるよね?って。
いやそれまじですごいねんけど。

定年になったばっかりで習い出す方はおられるけど

定年になってからもうだいぶたつよね?
しかも去年までは客席やったはず。

ムスメ
ムスメ

Mちゃん(先生のことを保育所時代からこう呼んでた(笑))

すごない?

暗譜やで!

いやほんまそれな。

そして当日

リハーサルのため、舞台袖に行って
出番を待っていたら
そのM先生がリハを終わられて
舞台からおりてこられたんです。

そこで

makko
makko

M先生!

と声をかけたら
先生は私のところにきて
突然泣き出したんです・・・!!!
どうしたのM先生・・・??

私ね、2年前に主人を亡くしたの。

それでね、すごく落ち込んで

どうしても立ち直れずにいてね。

そしたらね、I先生(ピアノの先生)に声かけてもらって。

やってみませんかって。

それでね、もう何十年かぶりにピアノをさわってね。

この数か月、本当に一生懸命練習したの。

って・・・

昨日のピアノの先生だけじゃなく
ここにもいたんだ、ピアノのI先生に救われたひと・・・

そして

主人が言ったのよ。

「先に(あちらに)行っとくからな。

ゆっくりでええからな。

あっちで待ってるからな。」

って。

だからね、私は主人に、たくさんお土産話を持って行かないとだめなの。

孫と一緒にピアノの練習して、いっぱい頑張って

そしていっぱい恥かいたよってね、

主人に話さないとね。

とおっしゃり涙止まらず。

そうか、そんな思いでM先生は
ピアノを習い始め
今回の発表会に出る決断をされたんだなと。

そう思うとほんと、泣けました。

そして本番

そしてM先生の本番。
私は客席で観ていたし、
出番が近いムスメも

ムスメ
ムスメ

Mちゃんの演奏だけみて

袖に行くわ!

と言ってましてね。

先生が弾かれたのは
「さとうきびばたけ」。

白髪のM先生が舞台に登場し
弾き始められたんです。

音楽って本当に不思議で
最初の音が鳴ったところで
私はもう涙が止まらなかったです。

さっきのM先生の言葉を思い出し
ご主人の土産話のために頑張ってここまで弾けるようになり
そして暗譜もすごく頑張られたことがしのばれ。

なんていうか、その言葉と音楽がまじりあって
その音に彼女の人生を見る気がして

その音に
彼女の真剣な横顔に
きっとご主人は、待つまでもなく
ここに来て聴いておられるんじゃないかなって

でも、そんな彼女のいろんな人生が
音となって私の心に響き
琴線を揺さぶるというかそういう感じが
音楽ってやっぱりすごいんだなと思ったと同時に
M先生の人生、
ひいては、自分の人生を思いました。
自分もこんなふうに
これからを悲観的に見ることなく
こんなふうに生きていきたいな、とね。

本番終わりに

M先生は、時折つまりながらも
最後までしっかり弾き終わられ
本当に素敵でした。

お孫さんとの連弾もまた
表情が違ってとてもよかったんです。

その後、本番終わり、M先生にお会いして

makko
makko

先生本当に素晴らしかったです!

練習大変だったと思いますけど

暗譜もされてすごいです!

元気もらいました!

と言ったらM先生

makkoさんのダンシングクイーンも素晴らしかった!

(マンマミーアメドレー弾きました)

踊り出しそうになったわ。

まだまだ、30年はできるから、これからも頑張って!

と。
まだ30年はできる(笑)。

こんなうれしい励ましかたってあるかな。

そうか、30年もあるのか、という気持ちと
30年だから大事に生きよう、という気持ちと
両方でした。(そもそも本当にあるかどうかは神のみぞ知る。)

そして、実はまだあって
全く知らない男性の名前がプログラムにあったので
ムスメに聞いてみると
それは、どうやらけっこうなお歳の方みたいよと。

で、出てこられたら、
これまた白髪の初老の男性・・!
まじでか!
この年齢と性別、初めてちゃうん!!!(笑)

この方も暗譜して!!

またムスメはここに感動してましたけど。
途中で止まりながら、

行方不明になりながらも
最後まで弾かれました。

この歳で暗譜はマジきついです。
てか私でもだいぶきついですから。

すごいことです。

この初老の男性、
連弾も出られて
同じ苗字の私くらいの女性と2人で弾かれました。

こちらも親子、ですかね。

そういう意味では、私とムスメの親子連弾よりも
年齢層高いということか!(今気づきました(笑))

すごいです。

そんなこんなで
今回のピアノの発表会は
いつもとは違う、めちゃくちゃ特別なものになりました。

ムスメは、いつもの同年代女子3人トリオで、
ソロも連弾も、出番最後あたりに出ずっぱりで(笑)

先生は

この3人が発表会を楽しんでくれてて本当にうれしいです。

もう3人にまかせておけば

それぞれで譜めくりしたり、いいように役割分担もしてくれるので

ほんと、助かります!

とおっしゃってました。

よくよく考えたら、
ムスメの歳の子たちが
今なお習っていて
毎年発表会に出るって
すごいことです。

ひとえにピアノの先生の魅力でしかないなって
ムスメもほとんど
レッスンと称して
先生に会いにいってるようなもんですから。

makko
makko

もう(ピアノ)辞める機会なくなったよね?

って、お友達のお母さまたちとは話してましたが
ほんまにそうかもね。

いろんなことを見て感じて考えて
本当に貴重な1日になりましたよ。ハイ。
いっぱい元気もらって
今日からまたがんばるべし。

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