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今年もムスメと連弾しました

今年もムスメと連弾しました こども・家族

ピアノの発表会でした~!

連弾しました。

ムスメが小さいころから
一緒に連弾したかったんですけど
ずっと断られていて
(同い年のお友達と毎年連弾していたのもあり。)
去年になってようやく

ムスメ
ムスメ

やってあげてもええで。

と承諾。
だいぶ上からですけど!

私も大昔

私は高校1年になるまでピアノを習っていましたけれど
かなり厳しい先生に習っていたのと(昔はみんなそうだった)
音楽の道に進む高校生が習う先生だったこともあって
相当できない生徒でして。
てかね、中学から遠距離通学していた私は
朝は6時には出るし
帰りは19時で
宿題も多いし
全然練習する時間がなかったんです。

でも、その先生の生徒には
私のような子はいなくて
どれだけ忙しくとも
相当な練習をしていく子ばっかりでした。

毎回先生に叱られてばかりでしたけど
高校1年のある日
先生に

「あなた、もうやめたら?
レッスン料でおいしいものでも食べたほうがいいと思うわよ」
と言われまして。
今なら考えられない・・
先生の方から生徒をクビってな( 一一)
親に申し訳なかったですが
ピアノを辞めるときには
そんな悲しい思い出があります( 一一)
なかなか言われたことないよね。
どれだけ自分ができない生徒だったかわかります( 一一)

でも、ソルフェージュと言って
先生が弾いた音を音やリズムを正確に
楽譜に書いていく、
というのがもう超得意で
それだけはいつも他の生徒に比べて
早く正確にできていましたね。
自分ができることってのは得意になるもので
本当にソルフェージュは大好きでした。

いまだに、テレビでも町でも
音楽を聴くと(信号の音楽ですら(笑))
頭の中で、楽譜におこしていたりします( 一一)
ま、あれだけ得意でも
なんの得にもなりませんけど(笑)。

ムスメの追い込み

そして今回、発表会前のムスメは
まぁご多分にもれず、
毎年やってるのと同じような追い込みやってました。
本番2週間前のリハはぼろぼろで
この本番までの2週間でなんとか仕上げてくるっていう( 一一)
といってもピアノはほんま
短期間ではまじでできないんですけどね。

だからこそ。ムスメは毎年
本番では間違えまくってますけど。
でもやっぱり
「弾けるようになって」
「暗譜している」
というこれはもうマジ脱帽です。

最後の1週間は、
学校も休みバイトも行かず
とにかく弾きこんでましたけど。
そらそうだ、今回まじでヤバかったですからね?
本来、2週間前の本番で
仕上げて、暗譜もして
いったん人の前で弾いてみて
あれあれ全然緊張するなぁもう少し練習しとこうとか
気になるところを修正しとこうとか
そういうもんなんですって。
ほんまに、相変わらず
人間のギネスに挑戦するとでもいわんばかりに
2週間でつめこめるだけつめこんでました。

本番は、けっこう間違えていましたし、止まりもしたけど
そこはやっぱり彼女の
本番の強さ
が出てましたよ~。

私やったら頭真っ白になって
ああどうしよう・・・となるようなところも
一瞬止まっても、とにかくなんか知らんけど次の音を弾く・・
なにごとにも動じずに
最後まで堂々と弾くっていう
それはもう度胸でしかない( 一一)
私には無理でしたけど
ムスメは本当に本番に強いんですよね。

1か月間毎週レッスンに通って

そう、そして
1カ月くらい前からは
毎週連弾の時間をとってくださって。
ムスメは全然練習しないのもあって
家で

ムスメ
ムスメ

連弾、合わせてみよ!

なんてことは絶対言いませんから
(上からだし)
先生のところで初めて合わせるっていう( 一一)

どうなってんねんほんま。

そして、先生からいろいろと指導が入るわけです。
もっとこう弾いて。
ここは楽譜通り、かなり小さく。
ここは小さい音から大きい音に移りゆくので
そのように弾いてみて・・
等々。

いや~すごいですよね。
なにげなくさーーーっと弾いていたのに
先生の指導通りに弾いていくと
表情が出てきてもう全然違う・・!!!
そうか、ここは相手を聴いて合わせないといけないんやな
とか、
ここはもっと弱くだけど
逆にここはもっと強く・・!
とかね。

先生の指導を受けたあと、
家で練習していても

もう全然違う曲みたいになりました。
いやほんと。
連弾なのに、ひとりで弾いていても
ちゃんと曲になっていて
表情のあるいい曲やん!

ってなりました。

やっぱりね、
人から教わる。
プロの指導を受ける。

ってすっごい大事やなと
今回しみじみ思いました。

ピアノなんか、昔習っていたんだし
自己流で好きな曲弾いてみようかな、とか
いろいろ思うけど
結局、やっぱり
「習う」ということは
ものすごく意味があることなんだな~
って。
先生の言葉一つで
全然違う曲に仕上がっていくっていうそのすごさよ。

レッスンの意味ってこういうところなんかぁ
と、
あのころは全然思ったこともなかったことが
今見えてきたりします。
まあそれってめっちゃ原点ですけどね。

でもやっぱりあのころはわからなかった。

いやほんと。
しかし、私も本当にええ感じで弾けるようになって
ムスメもそれなりに練習して
ムスメのソロはともかく
連弾はかなりいい感じで弾けたんちゃうかなと
思います。

あ~楽しかった。

相変わらず
小学生から白髪の男性も女性もいて
なおかつ障害を持った方も弾くよっていう
とっても素敵な発表会だったんですが
連弾はめっちゃくちゃ楽しかったです。
ホールに響いている自分たちの音が
めちゃくちゃキレイでね。
感動しました。
「楽しんで弾く」ってこういうことかぁ
と思いました。

そして弾き終わり、袖に帰ると
先生方が声をそろえて
「おめでとうございます!」
って言ってくださって。
「おつかれさま」ではなく
「おめでとうございます」。
かなり面食らいましたけど
へぇ~ステキな挨拶だな、
って思いました。
コチラも素直に「ありがとうございます!」って言えるっていう。
なんとも独特でした。

しかし本当に楽しくて
こりゃもうやみつきになるよ・・!
と思ってる母なのでした。
(ムスメは知らんけど。)

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