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ムスコとムスメと会話して。

ムスコとムスメと会話して。 こども・家族

ムスコとムスメ
似ているとこもあり
全然違うところもある
同じ親が育てても
こうも違うって不思議・・!
ってことの方が多いかもしれません。

激務のムスコは

ムスコは
いつも言いますけども
だいぶな激務で働いています。

ゼネコン
施工管理
・・もうそれだけでブラック現場・・!

朝は5時台には起きて出勤し
現場で現場監督やって
職人が終業とともに
事務所にもどって事務仕事。
コンクリートでも担当しようものなら
コンクリートが渇いてきれいにする(何と言うか知らん)まで
朝までかかることもある~!

まぁ日本で一番ブラックと言われる職種、
納得です。

ムスコは建築学科だったので
この道にいきましたが
仕事始めてからずっと

「僕、別にそんなに建築に興味ないねんけどな・・・」
「出世して昇進したいとも思わんしな・・」
「興味がないから、なかなか覚えられないことも多くて。」
と言ってることが多いです。

まぁね、
興味があってあってしょうがない仕事ばかりかというと
そうでもないよ仕事やねんし
と思うと同時に

これほんとにムスコ、
興味ないかな?
そうでもないんちゃうかな?
と思うことも多いです。

だって、ムスコに
仕事の話を聴いたりすると
意外にめっちゃ話してくれて
ああ~
3年近く働くと
これだけ知識も経験も増えるんだな~
と感心することが多いんです。
仕事は確かにできないだろうけど
それなりに知識も増えて
話が止まらないくらいには
仕事のことを知ってる。
それを「興味がある」ともいえるんちゃうん?
ってね。

「興味が持てない」
「やりたいことではない」
と言葉で「言う」のとは裏腹に
意外にほんとは興味持ってやってる
ってこともあるように思います。

表面の「ことば」だけ受け取るのは危険だな~って
そんなふうに思うこともあります。

これまでは、「ことば」をそのまま受けとってましたけどね。

もちろん、本当にしんどくて
いろんな意味でもう無理!
っていうことなら
転職だって全然ありだと思うけれど
自分の深層心理は
自分が一番気づいてないってこともあるような気がして
ムスコの言葉だけ受け取るんじゃなくて
いろいろ話していくうちに
彼が自分のほんとの気持ちに気づけたらいいな~

と思ったりしてます。

ま、3年目は、あの子もこの子も
「仕事おもんない!」
「もう辞めたい!」
って言うとったもんな?
・・と、友達のお子さんたちのことを思い出したりもして。

あんまり、
背中を押したり
引き止めたり
そういうことをしないように
と、意識してるつもりです。

こういうときは
なんだか背中を押されると
自分の気持ちもそっちにひっぱられたり
錯覚したりもするのでね。
辞めるほうにも
留まるほうにも
背中を押さないように、
と思ってます。

経験ある大人の言うことは
正解みたいに聞こえますしね。

でも結局は
自分と向き合って
自分の結論を自分で出さないと
絶対に後悔するのでね。
(5年で最初の仕事を辞めたときの経験は活きてます(笑))

あとはね
ムスコは
「どうやったら自信家になれるんやろ?」
「僕は統率ができひんねん(自信をもって)。」
なんてことも言ってました。

いや、自信家になる必要はないやろ?
それに自信が持てるのは
最初からじゃなくて経験からやから
経験を積むことで自信は身に着くんやん。
私だって
自信もってみんなを統率していけるようになるには
5年はかかったで?
そんなもんやって。

なんて話をしつつ

ただ、自信が持てて統率できて
みんなをひっぱっていけることだけがいいことじゃないんちゃうの?
なんて話もしました。

経験だけじゃなく
そういう気質のひともいる。
たしかにムスメのほうがどちらかというと
はっきりきっぱり思ったことを発言できて
ひっぱっていける気質かもしれなかったりもする。

ムスコはそういうタイプではないかもしれない。
けれど
それぞれのいいところがあって。

欠けてる円があったら
その「欠けてる部分」だけ気になるやろ?
ほかの円の部分が大きいのに
なぜか一部「欠けてるところ」だけを
めっちゃ注目してしまう。
これが心理学でいうところの「ゲシュタルト」。
そういうもん。
自分の欠けてるとこばっかり
人間は見てしまうっていう性質が備わってるねん。

だから。
自分ができないことばっかり見てしまうけど
ムスコにはムスコのよさがたくさんある。
統率はできないかもしれないけど
人と衝突しない。
他人とうまくやっていけないっていう悩みがない。
仕事はできないかもしれないけど
みんながカバーしてあげようって思わせるものがある。
(それがいいとは限らんけどね(笑))
自分の言いたいことは言えないかもしれないけど
それによって人との軋轢が少ない。
小学校のころから
常識からはみ出してはいるけど
いつもグループのムードメーカーになって
場をなごませられる力がある。

そういうことに自分で気づいていないけれど
それは、誰かが努力してできることではなかったりもする。
それが自然にできているということは
すごいこと。

そういう自分の長所に気づいてほしい。

そんな話もしましたね。
ムスコは、めずらしく神妙に聞いてましたけどね。
私としては
それは本当にそう思ってるんですよね。

足りないところはたくさんあるけれど
ムスコのいいところはやっぱりそれはいっぱいある。
特に、自信を失っているムスコには
そこに気づいてほしいな~
って
そんなふうに思いました。

ともかく、今回、迷路の中に迷い込んだムスコとは
むっちゃいろんな話をしましたね。
誰しもこんな時期があるんですね。きっと。

でも、自分で乗り越えていくしかない。
乗り越えなくてもいいし
ただ、自分で進んでいくしかないのでね
私はあとはもうとにかく
見守る、を決めています。

そしてムスメは

あれ、なんか真面目な話になってしまいました(笑)。

そして、こんな話を
ムスメと2人で夜散歩しているときに
していたんです。

「お兄は大丈夫なんか」という話から
私が
「なんかな~
建築の仕事に興味が持てないって言うねんな~
ずっと言うてるけど。
で、興味が持てないから、いろいろ覚えられないって
そう言ってるねんな~」
と言うと。

ムスメはきっぱりと

「あのさ!
『興味が持てない』
『興味が持てないから覚えられない』
そう言ってる時点で
もうそのように自分で思い込んでるっていうか
そう言う時点で覚える気ないやん。
そう言ってしまうことに問題があると思うねん。

だってさ
そりゃさ、興味のある仕事ばっかりちゃうやろ。
どんな仕事だって。
いったん仕事としてやってるねんからさ
お給料もらってる以上は
まずはいったん興味を持つべきやろ。
興味がないじゃなくて興味持つねん。
知ろうと思う。
わかろうと思う。
理解しようと思う。
努力する。
そうすべきやろ仕事やねんから。
そしたら、やっぱり覚えていくことは絶対あるし
そこをやってみてから言うならわかるけど
もう今の時点で
『興味がないから覚えられない』
って言ってる時点でもうそこで止まるやんか。

私はそう思うで。

人に対してだってそう。
まずは目の前にいるひとが
どれだけ自分の興味のない話題をしていても
まずはそれを知ろうとするやん。
少なくとも私は
自分の知らん話題が出てきたら
調べてみたりして
それを知ろうとはする。
それが相手を知ることにはなるからな?
そうしないと話も広がらんし
付き合いも浅いもので終わるやんか。
まず目の前で出会った仕事や人には
興味を持って知ろうとすることが
絶対大事やと私は思うわ!!!」

ときっぱり。
え、めっちゃ辛辣・・・( 一一)(笑)。

でも、
でも、
一理ある。
うん、確かに。
ムスメはそうするよね。
てか、そうしてるよね。
確かに。

「だいたいお兄はちょっと短絡的すぎる。
興味をもてよ
まず努力しろよ
って思う・・!」
と追い打ちかけてました・・。

まぁムスコなりに努力はしてきたと思うけれど
まぁ確かにムスメの言うこともわかる。

「興味が持てないから覚えられない」
と「言ってしまった」時点で
自分にそう思い込ませているところはあるんかなって
それは確かにそう思いました。

いや~ほんとオモシロイです。
ムスコも一理があるが
ムスメも一理ある。
なにが正解ってないと思うのでね。
どっちも正解、きっとあります。

「それにさ、
お兄は『興味ない』って言うけど
お兄から現場の話とか聞いてると
めっちゃよく知ってるし
めっちゃ詳しく話してくれるやん?
話聞いてると知らんことばっかりでオモシロイやんか。
あれ、『興味ない』わけじゃないと思うねんな」

と、それは確かに私も同感。

いや~ムスメ、たしかにポイントついてます。

「それにな、
以前、お兄の同級生のRくんがさ
仕事始めたころに言ってたこと
私めっちゃ覚えてるねん。
『仕事やねんからさ
友達の集まりじゃないねんから
自分の好きなひととばっかりつきあえるわけじゃない。
自分の苦手なタイプのひとと仕事をすることもある。
でもさ、それは仕事やねんから当然のこと。
それでしんどいとか言ってられへん。
仕事やねんから。』ってさ。

仕事やねんから
そういうことはあるやんか。
自分の好きなことばかりじゃないし
興味あることばかりじゃないし
好きなひとばかりじゃないし
苦手なひとも現場もあるやろし
でも、それが仕事やろ?
遊びじゃないねんからな?」

と~!!!!
確かに言うとったな!!

ってか、ムスメはなんや
昭和の上司なんか?
と思うようなご意見ですよホンマ(笑)。

まぁでもたしかに
ムスメは少し離れて見ているからこそ
いろいろ思うところはあるんやなと思います。
まわりの友達はみんな
もうとっくに社会人やから
いろんな話も聞いてるやろしね。

なるほどな~~~~
と思いながら
1時間のお散歩を終えたって話です。

いや~兄妹それぞれで
話聞いてると本当に考えさせられることばっかりです。

子どもが大人になると
教わることのほうが多かったりしますね。

ムスコの言うことももっとも。
ムスメの言うことももっとも。
そして、お互いに
自分のことはなかなか客観的に見られないのもあるからこそ
相手のことは多少客観的に見られたりする。

いや、まじでオモシロイし
私はどうだ?
・・・と思ったりもします。

そんなこんなで今日も学びの日々。
子どもたちは
私が思ったよりずっと
大人になって成長して
自分の道を
探りながら歩いて行っている
道の途中にいるようです。

そんな、25年の幕開け。

さあ、2人にとって
どんな1年になりますやら。
私はしっかりとうしろから
じっと見守っていたいと思ってますよ、はい。

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