いや~ここ連日で
ムスメがほんまにしっかりしていることを
改めて痛感している私なのでありますが
先日、めちゃくちゃショックなできごとがありまして。
ムスメの就職
ムスメは
就職活動を全然しなくて
インターンなど一度も行かず
いったいどうすんねん!?
と思ってたんですが
結局、就活が解禁になったときに
何も言ってなかった同級生たちが
実はめっちゃ就活していたことを知り
ええ・・・・!!!
となり(笑)←絵に描いたようなうさぎとかめ。
そこから
「もうなんか遅れすぎてやる気にならん」
と言って
自己分析だとか就活だとか
必死感もなく( 一一)
正直めっちゃ心配しました。
いやほんま。
もう就職せんのちゃうかな?
とか
今のバイト先でずっとバイトするんちゃうかな?
とか
思いますて!
でも、やっぱり親がやいやい言うのが一番あかんと思うので
基本、黙って見ておったんです。
まじで
親にとって
黙って見ていることほどつらいことはないっす( 一一)
まじほんまな。
・・と思っていたら
ようやく重い腰をあげて
なんとなく面接を受け始めて
ああ、これから始まるのね・・
と思っていたら
ぱんぱんぱんと内定が出て。
ほんま、売り手市場ってこういうことか・・!
と思いました。
ムスメが本当に行きたいところだったのかどうなのか
「自分でもなにがしたいかわからんねん」
と言ってたのでね。
こっちはもっとわからん。
でも結局、ITの方向に行こうと決めて
私も自分の会社のITの人たちに話を聞いて
そうかそうか、ITの世界ってそういうこと!!
を知ってムスメに伝え。
ムスメが内定をもらったいくつかの会社についても
ITの人たちに意見を聞いて
まぁムスメとしても納得できる会社に
最終的には決めて
そこに行くことにしたんです。
どうやら最終面接のときに
社内見学をさせてもらったらしく
東京タワーが見える素晴らしいオフィスに
完全に魅せられたらしい(笑)。
いやそもそも、
髪色自由、ネイルOK、服装自由なとこ・・
って選んでましたからね。
友達に
「高校選んでるんちゃうからそれやめとき」
と言われながら(笑)。
そりゃ、ステキなオフィスやったら
魅せられるわね(笑)。
まぁでも、ITのエンジニアだったら
手に職つけとけば
これから食べるに困らないし
転職の時代も生き残れる可能性高いし
それはそれでええな、
と思っておったんです。
あれだけ大阪にずっとおるからと言ってたのに
あっさりと東京に行くことになって
それもびっくりやったしね( 一一)
ただ、ムスメが本当にやりたいことって
ただね、
最初、私が勧めていたエンタメ系の会社がありましてね
私はその会社の方針が好きで
自由にいろんなことをやらせてくれたり
新しいことを取り入れていこうとする姿勢が
ええなと思ってたんです。
ムスメにも絶対合いそうやなと思って。
てかなんやったらムスコにも勧めてたんですが。
ムスコは見向きもしなかったんですが
ムスメは自分でもすごく興味を示してましてね。
私は勧めたことも大昔なんですっかり忘れてたんですが
ムスメ自身が就活を始めるときに
その会社だったら入りたいと思える・・
行きたいな・・・!
と言うとったんです。
唯一です。
この会社だけそんなふうに言ってたのでね。
受けてみたほうがいい!!!
あかんかもしれんが、受けずにあきらめるより
新卒のカード使ったほうがいい!!!
と背中を押してたんですが
押すまでもなく自分で応募してましてね。
ああ、この子は面接いければ
それなりに評価されると思うが
なんせ国立でも有名大学でもないし
学歴社会ではなくなるとはいえ
やっぱり学歴で書類選考を進めることも多い昨今、
なんとか書類だけでも通らんかな・・
と思っていたんです。
でも。
結局、書類選考で落ちたようで
面接には至らず。
ムスメも少々ショックを受けてましたが
もともと就活熱がないこともあり
ま、しゃーないな、
という感じで
そのあたりで完全に
ITに振っていったので
まぁ、それもよしやろと
見ていましたのです。
まぁだいたい、理系の大学院まで出て
エンタメで活かせる知識ってなに???
ですからね。
とはいえ、うちの関連会社でも
理系大学院出て、普通に全然理系じゃない仕事してるひと
けっこういますし
やっぱり、「勉強内容」と「仕事」は違う、
という考え方はありやし
大学院でやってきたことが
見た目は活きていないようでも
やっぱりどこかでめちゃくちゃその経験が役立っている
ってのはありますからね。
留学した私が
いま全然英語使ってないのと同じです(笑)。
でもやっぱり、留学してなかったら
今の私はないなと思うのでね。
とまぁそんなことを思いつつ、
でも、まぁ落ちたならしゃーない
とにかくご縁もあるから
ご縁のあるところに入社するのがいいんだからと
そこは私もずっとそう思ってますのでね。
その後、とあるイベントで
ムスメがうちの会社に来ることがあって
うちの会社の人たちに就活のことを聞かれ
ITの会社に決まったこと
東京に行くこと
そして第一志望の会社に落ちたことを
話していたんです。
すると、うちの会社、関連会社は
そのムスメの第一志望の会社とけっこう取引があるので
みんなよく知っていて
「あそこ?あそこはやめておいたほうがよい」
「落ちてよかった。
絶対にやめたほうがいい。
きつすぎるし、給料も安すぎる。」
「先日もそこの社員、とんどった(突然辞めてどっかいった)で!!」
と・・・。
いやそうなのよ。
わかっているのよ。
激務だし給与も安いと。
でも、やっぱりその会社は
できるひとはできる。
面白いと思える人は続くし
自分のやりたいことができる。
ひとにぎりやけどね。
そんな世界。
だから、ほんとにやりたいと思う人は
絶対いい環境なんよ。
で、ムスメのタイプには
絶対合うと
私は思ったんですよね。
ま、落ちたけどね。
・・・てなことをいろんな人から聞いて
ムスメも
「ママ以外は、全員、やめとけって言ってたな!!」
「こんな会社も珍しいな!(笑)」
と言うとったんです。
するとまさかの
で、まぁ最終的に東京の会社に決めて
承諾書も提出して
(一応「承諾書出して断るはアリ?」と聞かれましたけど(笑))
本人も心を決めたようで
就活は終了となったわけなんです。
でも、
9月、ここにきて
各社、秋採用の募集を始めましてね。
26卒のインターンやら本採用やってるこの時期に
25卒の秋採用
あるんや・・!!
とびっくり。
まぁまぁそれなりの大きい会社もやってましたから。
どういうことなんやろ。
これも見込んでいたのか
思ったより辞退者が多かったのか
それはわかりませんけど。
で!!
ムスメが書類選考で落ちた会社も
秋採用をしておったそうで。
ムスメが大興奮して
秋採用やってんねんけど!!!
応募してみるわ!!!
と。
え、ここにきて。
まさかの。
でも、やっぱり、あるチャンスは絶対につかみにいったほうがいい。
だから、私ももちろん後押し!!
で、応募してみたところ、
数日後に
書類通ってんけど!!ママ!!!
WEB面接やねんけど!!!
と。。!!!
まじ。
そんなことあるんや。
一度書類で落とされても
秋採用で救い上げられることもあるのか。
しかし絶対に応募者は多いと思うんです。
それなりに有名な会社やし。
入りたい人はいっぱいおると思うし。
で、WEB面接の日。
その夜に
WEB面接やってんけどさ
まさかの集団面接やってんけど!!
と。
まじ。
これまでのムスメの就活では
集団面接があまりなかったようなので
ムスメもかなり戸惑ったよう。
しかも他の数人は、
それなりに有名大学の人たちだったそうで。
集団だと難しいな~
全然しゃべれんかったわ。
とのことで。
ま、そらそうだ。
それは私もそうやから。
とはいえ、面接にまでいけたのは
いい経験になったなと
ちょっとうれしく思っていたんです。
すると数日後
ママ!まさかの一次面接通ってんけど!!
と・・・・
は。まじで。
しゃべれんかったって言ってたけど
いったいどこが評価されたんやろな?
といったら
まじそれな。私もさっぱりわからんわ。
人数は多いかもやけど
もしかしたら秋採用ってねらい目なんかもしれんな!!
とまぁえらい客観的。
でもさ、もう終活終わりやと思ってたから
髪染めてるやんか!
メッシュは金色入れてるけど、さすがにあかんよな?
と言うので、
まぁエンタメとはいえ
さすがにあかんかなと私も伝えまして
1日黒染できるスプレーを買ってきてました。
いやもうどうよ。
・・・というわけで
髪を黒染めして
対面面接に行きました。
対面面接もさ、また集団やったわ~!!
みんな女の子やった。
もうなんかよくわからんわ。
ただ、受かったら次は東京で最終面接らしいわ。
と。。。。
どうなる就活
え、もしももしも、もしかして本当にうまくいったら・・
大阪勤務?????
・・・それはそれでうれしない?
なにより、ムスメが
唯一「入りたい」「やりたい」と思ったことだと思うので、
なんぼ条件が悪くても
なんぼ激務でも
やっぱりそれはめちゃくちゃうれしいことやし
喜ばしいこと
私としても
それはだいぶうれしいやん・・?
近くにいるかもってことも含め
ムスメがきっと楽しく働ける・・
激務かもだけど・・
・・と思って
祈るような気持ちでした。
とはいえ、書類選考で落ちたような会社だから
最終面接にいける期待はせずに
待っておこうと思い。
とにかく「どうだった?」は聞かないという
就活生の親の鉄則は守り(笑)(鉄則か知らんけど(笑))
・・しかし1週間たっても
10日たっても
連絡なし・・( 一一)
はぁまじか・・・
やっぱりあかんかったか・・
ムスコと
「きっとあかんかったよね」
「ショックやろな」
「まぁIT受かってるし、あきらめられるよな」
って話をしとったんです。
そうこうしてて先日ピアノの発表会を迎え
連弾のリハーサルに入るというそのとき。
ムスメがなにげに
あ、そうそうママ。
○○(会社名)断ったから。
と!!!!!!!!!!!!
え!!!!!なになにどういうこと。
最終面接は東京のはずやけど
まさか受かったということ・・・・・??????
と混乱していたらば。
ごめん言うの忘れてたわ!
1週間くらい前に電話かかってきて
面接通ってて
東京の最終面接に来てくださいって言われてんけどさ。
もう、受かっても行かんなと思って
お断りしたんよ。
ごめんごめん忘れてたわ!
と・・・・
は。は。は!!!!!!!!まじ???どういうこと???
その会社、めっちゃ行きたい会社で。
書類選考で落ちて落ち込んで。
また募集があったからまだチャンスがあるのかと。
申し込んだのではなかったか!!!!???????
だってさ、どう考えてもさ
その会社とITだったら
将来性があるのはITちゃう?
その会社に行ってから、どこかに転職するとなっても
つぶしもきかないし経験も役にたつかわからんけど
ITのエンジニアだったら、基礎わかってたら
いろんなところに転職できるくない?
もしもその会社にやっぱり行きたいとなっても
IT職として転職もできるやん?
ママらの会社だって
ITの人らはそうやって転職してきた人ばっかりやん?
・・・
いや、そう。
いやそうだが。
そうだがしかし。
・・・やりたいことを優先しなくていいのか・・・???
確かに待遇もいまいち
そして仕事もつぶしがきかん。
でも、やっぱり「やりたいこと」を優先するのがよいのではないのか?
少なくとも私はそうだった・・
就職した業界はたまたま待遇はよかったけど
そんなことは就活時代は知らなくて
もし待遇がよくなかったとしても
小学校のころから「入りたかった」業界だったから
そのために猛進してきたわけで。
・・・なので、ムスメ自身が
どっちがワクワクするのかといえば
そっちのエンタメ系ではなかったのか・・??
え、もったいなかった?
でもさ、私、やっぱりもう
ITに行くって切り替えてたしな?
確かに行きたい会社だったけど
ITで頑張ろうって思ってたから
ここでもし最終で通ったとしても
行かんなと思って。
でもさ、秋採用は、基本、断ることはないことが多いやんか。
内定もっててもまた挑戦したいという人たちが受けてるんやから。
なら、企業にとっても通ってから断られても迷惑やろ?
と・・・
いやとはいえ、
最終面接で落ちるかもしれんわけやし
とりあえず受けて
受かってから考えてもよくないのか??????????
いやもう、大混乱。
しかもこのタイミングで言うことか?
本番前に動揺しすぎやろ(私が)。
先日、美容師さんともこの話をしていて
「M子ちゃん、あそこ受けてるそうですよね?
いや~条件がどうか知らないけど
もし受かったら、そっち行ったほうがいいですよね。
やっぱり自分がやりたいことをやるのが
一番いいですよね。」
と言われて、
改めて、いや、そうだよな~
もし、今回の会社受かったら
私は勧めてし、うれしい反面、
でも、生活が安定するかなとか
かなりブラックだろうなとか
ちょっと複雑なところもあったけど
でもやっぱりムスメのためには
彼女がやりたいこと優先するのが一番いいから
やっぱりそこに受かることはうれしいことやな!
・・・と、気持ちも準備していたんですがね( 一一)
てか、受かるとも思ってなかったんですが。
(ただ、彼女は面接はたぶん強いからなとね。)
でもね、もう私がショックすぎて
ちょっともうほんま、メンタルやばかったです・・・
「とりあえず受けてみる」
「受けてみないとわからん」
がモットーで就活してきた私に
一度でも行きたいと思った会社の面接を断るって選択肢は
なかったのでね・・
いや~あんだけ行きたいと言ってたのに・・・・・
しんどいけど絶対楽しいのに・・・
いやどっちにしても、落ちるかもしれんわけやし
その経験もいい経験やのに・・・・
・・・と悶々とした時間を過ごしました。
発表会には集中できんがな!!!( 一一)
・・・という顛末だったんですが
でも。
後で考えてみると。
いや、でも、この好き嫌いもはっきりしているムスメが
誰にも相談せず
電話がかかってきて即座に断ったというのは
ほんまにもうここはええわ
と思っていたんちゃうかと。
私が思っているほど
「本当に行きたい」と思っていたのかというと
実はそういうことではなかったんじゃないかと・・・
そこに思いいたったんでした。
ムスメの話は、めっちゃ現実的で
いや、
「やりたいこと」より「今後役立つか」って
めっちゃ現実的にみているように思えるし
感情はおきざりにしてるんちゃうかと思えたけど
でも、
「やりたいこと」
をおきざりにするわけもないとも思えました。
それが「本当にやりたいこと」ならば
少なくとも、悩むし
少なくとも、最後まで受けにはいくんちゃうかと。
・・ですよね?
ってことは、ムスメは
一連の就活を終え、内定をもらい
その中から自分の行く会社を選んで
そこでなにかしらの自己分析もして
自分の気持ちに整理をつけてきていたのではないのかなと。
本当にそこに「行ったら楽しそう!」
「しんどくてもやりがいありそう!」
と思っていたのは
自分だけだったんじゃないかと。
ああ、ほんまに
親と子の気持ちって同じじゃない。
完全なる別人格なんだと
子どもの気持ちを尊重するとはこういうことなんだなと
それを受け入れる土壌を親は持ってないといけないんだよねと
そう思いましたね。
だってたぶんその電話が
私のいるときに横でかかってきていたら
断ろうとしたムスメをいったん止めてたように思いますからね?
親は、子どもの倍は生きてきているので
いろんな経験、失敗や成功、難関もくぐりぬけて
今に至るわけで
そこからのアドバイスが子どもにできるんだと
・・思い込んでいるけれど
本当にそうか?とね。
思いました。
そんなアドバイスが
よいこともあれば足かせになることもある。
だって、やっぱり別人格だから。
・・・ってね。思い知りました。
てか、いまだに私がショックを引きずって
なかなか立ち直れませんよ。
なんだこりゃ。
子どもは子ども、と思っていたつもりなのに
全然あかんやんこの親は( 一一)。
でも、知らん間に
子どもはこうやって
自分のことを決断できる大人になっていると
そういうことなんでしょうね。
はぁ。
いずれにしてもムスメは
自分にとってベストの選択をして
やっぱり来春には東京に行くようです。
もしも、今回の選択を
あれやっぱり・・と思っても
そこからまた人生を修正することもできるし
でもたぶん思わんやろなと思ってます(笑)。
なんせムスメは、
やっぱり私からみても
尊敬できる(ところがある)存在だったりするのでね。
そんなこんなで
最近の一番のショックな出来事は終了です。
親って本当に
いまだに新たな気づきが多いもんです。ハイ。
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