「怪物」を観たときも思ったし
ムスコの悩みを聞いた時も思いましたけど
やっぱり、親って
子どものこと全然わかってないし
わかろうともがいたところで
絶対わからんもんだよね、と思います。
「怪物」で出てきた小学生たち、
あれくらいの年齢でも、です。
どれだけ、わかってるつもりでいたんだろう、
奢っていたなぁ・・と思います。
ムスコのこと
そう。ムスコのことですら。
昨日みたいに
切羽つまったら話し出して
えええ~!これまでずっと悩んでるふうやったん
「明日まで」の宿題?のことやったん!?
とびっくりしたり。
きっとそれも
たまたま言うタイミングがあっただけで
そいうでなければ、わからんままやったやろなと
思います。
いやほんとにわからんもんです。
いくつになっても親は心配するだけ・・
心配があかんのよと思うけれど
その気持ちは変わらんですね。
仕事していて、そっちに気持ちが向くので
まだましかなぁと思いますけども。
それでもね、忘れんよね、いつの時間も。
資格の勉強
ムスコは、資格試験の勉強をしていますが、
相当な難関だろうことはわかっていて
去年はずっと勉強させてもらっていて
それでも難しかったのに
こんなに仕事が大変で
こんな中で週1の学校だけで
大丈夫かなぁ・・と心配しますし
別に資格が取れなくたってええやんと思ってますが
会社ではやっぱり取れたほうがいいみたいで
本人はあせってるだろうなと思います。
資格試験ヤバイわ~
少し前まで行く電車の中で勉強してたけど
最近疲れすぎて行きかえりはずっと寝てるし・・
と言ってきたので、
ここぞとばかり
ええやん、仕事忙しいし仕方ないやん。
これからできることだけすれべいいやん。
命とられるわけじゃなし、
結果はどうでもいいねんから
いまから、できるときにできることだけすればいいやん。
できることをやって、あとはどうあれ、
そんなに気持ち張らんでいいって!
と言ったら
そうやんな・・・
と言ってました。
で、ふと思い出して
私の簿記の試験のときも、言ってくれてたやん。
「もうええやん、やれることだけやったらええやん」
「別に失敗したってええやん」って!
あれ、ほんとにうれしくてな!
肩の力が抜けたで!
と言ったんです。
「大丈夫やって!」と言われるのと
言うほうの気持ちはたぶん同じやけど
大丈夫やって、って言われたら
大丈夫と思われているって思えてすごくあせってしまって。
全然違う言葉やなって知ったんやで
と、言ったら
大丈夫じゃないから困ってるわけやしな
と。ムスコが。
そうそう!
と言ったら
でもそれ、お母さんがいつも僕に言ってくれてた言葉やで。
「できることだけやればええやん、
結果はどうでもええやん」
って。
と・・・
ああ~聞いてくれとったんや~!
そしてその言葉で私を励ましてくれてたんや~!
と、ちょっと涙が出ましたよ( 一一)
ほんと、子どもって
そのときにはわからないけど
なにかが心に響いたり
また逆もしかりで
なにげない言葉が心を傷つけていたり
そんなことがあるんだよなって
(映画「怪物」に出てくるたくさんの大人の言葉が、
ひとつひとつ、そうでした。)
改めて思いました。
しかし試験はやっぱり難しそう
とはいえ、試験は本当に難しそうでした。
法令はすべて覚えられるはずもなく
試験には法令集をもって入れるんですが
すぐにわかるように
分厚い法令集に線を引いているんです。
線を引く場所もきちんと
学校から指示してくれていて。
近道教えてくれるやん、高いだけあるわ!
と思ってみていました。
でも!
その法令集を
去年はちゃんと見てなかったんですが
今年ちらっと見てみて
当たり前ですが難しくてびっくり・・・。
法令ってなんでもそうですけど
そうだ、この「法令の文章」が
ムスコには難しいんちゃうん?って
改めて思いました。
なんせ「慈悲深い」という言葉すらわからんムスコです・・・
ムスコのわからなそうな言葉があちこちに・・
「当該・・・」
「・・に供する・・・」
「・・・を有する・・・」
そしてムスコが
「あれ、まちがいちゃう?」と言ってしまいそうな
「・・・にあつては、・・」
小さい「つ」でなく大きい「つ」な!
法律によくあるやつやで!
そういえば去年
僕、国語ができんからさ
みんなやっぱり理解が早くて
すぐにわかるみたいやねんけど
僕はもう、問題の「文章」がわからんねん・・
理解するまで時間かかるねん・・
と言うとりました。そうでした。
思い出しました。
いやほんと、大丈夫ですかね。
ま、でも、ええんです。
まだ挑戦し続けるということに意味があるんです。
過程が大事。
きっと勉強内容は仕事にもつながるはずだし
ともかくまずは
目の前のことをやっていくしかないねん。
ガンバレムスコ。
(もう頑張ってるから、ムスコには絶対言いませんけど(笑))
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