いつのまにか誰も期待していない
身の上話になってますが
まぁアラフィフになって
振り返るのもまたよし、ということにしておこう。
今覚えてることは
10年後も覚えてそうですけど。
就職が決まって
そうやっていくつか内定をもらった私でしたが
どこに行くかいろいろ考えて
一番悩んだのは、
地元の局と
そのとき住んでいた地域の局。
地元の局を受けるときは
親に言ったら期待するかもなぁ~
って
言わなかったんですよね。
だから、受けに行くのも日帰りで。
実家素通り。
けど、放送局とかって
地元優先、ではあるんですね~。
全国を受けてる人たちがいてるのはもちろん知ってて
地方局の場合は、第二志望より下であることを知っているから
採用通知を出しても蹴られることも多い。
でも、地元の子なら、
来てくれる確率が高い。
それに、やっぱり地元愛があっての
地元局での仕事ってモチベも違うから。
それはさておき、
私自身は、
結局、規模感で選びました。
少しでも大きいほうが
大きな仕事ができるから。
きっとこの部分は
ムスコも同じだったんだろうな~
ってこうやって書いてて思います。
放送局など大企業でもないし
私自身は大企業を望んでもなかったし
興味もなかったんですが
ムスコは
どうせしんどい仕事だとわかっているんだから
(日本イチブラックと言われる職種)
それなら大きい会社のほうがいい!
それに、大きい会社のほうが大きい仕事のチャンスが多いから。
といって、大企業を第一志望に活動していて
へぇそんなもんか?と思っていたけど、
こうやって思い返して書いていくと
私もそこはそうだったんだなぁ~、とハッとします。
親はどうだったのか
親は私の就活について
どう思っていたかというと
実際のところはわかりませんが
地元の局に受かったときだけは
どこでも好きなところでやりたいことやりなさい!
と言ってたけど、
すごくすごくうれしそうで
帰ってくることを期待しているのが
言葉では言わないけれどもものすごくよくわかりました。
ああ、やっぱり帰ってきてほしいんやな~
って、再認識して
でも、結局そこを選ばないこともほぼ決めていたので
めちゃくちゃ申し訳なかったと
本当に心が痛かったです。
田舎のかたい親だったので
業界の仕事っていうのに
反対するかなぁと思いましたが
そうでもなく。
それどころか。
よくよく聞いてみると、
学校の教師をしていた父は
実は
若いころにNHKのアナウンサー試験を受けたことがあるって!
初めて聞きました。
ええええ~!
私のこの放送局就職の夢は
父親譲りやったんか!(笑)
ラジオ局はどうなった
そもそも、ラジオっ子だったから
ラジオ局でパーソナリティをしたい
という夢が明確になったと書きましたけど
それはどうなった?
ってとこなんですが
結果として
おしゃべりの仕事は無理でした。
おしゃべりのほうでは
どっこも受かりませんでした。
みなさんご存じかわかりませんが、
一部の例外をのぞいてほとんどのアナウンサーは
大学時代にダブルスクールで
アナウンスの勉強をしています。
私もそれに気づいて、
とあるプロダクションの学校に入ったんですが
3年後半だからだったのでもう全然遅くて。
それに、プロダクションの学校(吉本のNSC、みたいな感じ)じゃ
全然だめで
当時大阪には
「生田教室」
というおそろしいアナウンス学校があって
(調べてみたら今もあるらしい。今はどんなかは知りませんが。)
4年になってからそこを知って見学に行ったら
そこはプロダクションの学校とは本気度が違いました。
大学1年生から、みっちりアナウンスの勉強。
しゃべるだけじゃなく、
野球の中継やスコア付けなどもしっかりできるようになる。
つまり即戦力として働くことができるほどに教育を受けてるんですね~。
なんせめっちゃくちゃキビシイ。
東京では、東京アナウンスアカデミー。
そういう学校の出身者が
とっても多い業界なんですね~
いやほんまに
すごい世界でした。
ネットもないあの時代、
みんなどうやってそういう情報得てたんやろうな~。
ま、いずれにしてもそこは夢破れたわけですが、
どうにかこうにか放送局に入るという夢は実現できました。
そんなこんなで
いつも夢に向かって
なにかしら夢への懸け橋となるような
そんなことを必死で探してやってきたことが
結局功を奏するということがあるんだということを学びました。
本当に人生とは
なにごとも実践のみが学び。
そんな私の就活話はこれで終わりです。
ほとんど、自分の備忘録のための記録。
おつきあい、ありがとうございました。
しかし、いまでも、
マスコミをめざすひとたちは
全国行脚をしているんでしょうかね。
いま、就活している人たちに言えるのはただひとつ。
数をこなしていけば
経験は必ずあなたの味方をして
絶対にうまくいくようになる瞬間が、
流れが変わる瞬間があります。
でもそれは
本当にやったことのあるひとにしかわからない。
すべては動く。
経験する。
あきらめずに突き進む。
昔の「根性論」みたいですが
でもそこになにかがあるのもほんとで
まぎれもない真実だなぁと
今振り返っても思います。
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