東京で社宅をいったん整えたあと
また車で一緒に大阪に帰ってきたムスメ。
3日ほど大阪にいましたが
連日
「最後やから~!」
と友達と会ったり
バイト先に行ったり
忙しかったです。
いよいよ出発の日
というわけで、
いよいよ旅立ちの日がやってきました。
結局前日もまた!!
荷造りしている途中で!
寝落ち・・!!!
いやもうほんまに
これ、一生なおらんな( 一一)(笑)
朝、起きたら
薄暗い中で
「ピンチ!!!」
と言いながら
スーツケースぱんぱんに詰めてました( 一一)
当然ながら全部詰められず
箱詰めもしてましたけど( 一一)
(ハイエースで行くときにやっててほしかった。)
いや~もうバタバタやん( 一一)
最後の最後まで!
朝早いので空港まで送りに行くことになり
もちろん今回は
送迎して終わりじゃなくて
私も見送りに行くやんな(笑)。
でーも、ぎりぎりやからな~。
ゆっくりお別れ、なんて時間もない(笑)。
空港にて
ぎりぎりやからさ
手荷物もなんとか預けることができてホッとしたのもつかのま、
もうあと2分で保安検査場通らなあかん!
って時間よ( 一一)
まじでこの子はいつもコレ。
ギリギリです。
でも、いつもなら、さっと後ろを向いて行ってしまうムスメも
(ムスコは常に何度も振り返る(笑))
ちょっとこっちを向いて立ち止まって
「じゃ。また1カ月したら帰ってくるしな!」
とひとこと。
私も
「うん!!頑張ってな!!!気をつけてな!!!」
と笑顔でひとこと。
その後、保安検査場に入っていく中で
何度か振り返って手を振ってくれました。

私が家を出る日
母の気持ちを思って涙が止まらなくなったことを思い出して
子どもはきっと同じ気持ちだろうから
(自分より母親の気持ちを想像する)
絶対笑顔で!
と思っていたのはクリアできました(笑)
けど。
少し遠くから
保安検査場を通るムスメの後ろ姿を見ていると
ああ~これからはこうやって
全部ひとりでやっていくんだな~
大丈夫かな~
困ったり悩んだりしんどくなったり
そんなときにそばにいてあげられないんだな~
と思うと同時に
ムスメが生まれたとき、
こんな景色だったな~
こんな気持ちだったな~
小さな小さなムスメは本当にかわいくて
うれしくてたまらなかったな~
とか
保育所ではいつもニコニコ、
寂しい気持ちを表に出さず
私が迎えに行ったら泣き崩れていたな~
とか
小学校では
私が働いているから
いつもムスコと助け合って
(ときには姉のように(笑))
ふたりでコロコロとじゃれあいながら
遊んでいたな~
とか
いつもいつも
「ママ!聞いて!!」
って話してくれて
大阪人よろしく
むっちゃ大笑いすることが多かったな~
とか
本当に走馬灯とはよく言ったもんで
そんないろんな場面が一気に押し寄せてきて
突然涙腺が崩壊しました。
絶対ムスメに見せちゃならんと思って
必死に我慢しましたけども
その後、展望デッキに行って
ムスメの乗る飛行機を見ていたら
ただただもう涙が流れて流れて
ほんとにドラマみたいに
こういうことってあるんだな~
ってね。
(飛行機を見ながら泣く(笑))

涙が止まらないって経験は久しぶり。
私の子育てはここでひと段落。
よくここまでやってきたな~
っていう気持ちもありつつも
それよりもずっとずっと
「子どもにもらうもののほうが大きかったな~」
「子どもたちに出会えて
ほんとうに幸せだったな~」
「私の人生、ここで終わっても
人生に悔いなし。
最高の人生だった!」
って気持ちがとっても大きくて
かみさまありがとう~!!
これはうれし涙だよ~!!!
って心が叫んでました(笑)。
でもほんと、
嬉しくて寂しい。
ほんとにそんな気持ちで。
ああ~これからこの子はどんな人生を歩いていくんだろうか。
どうか幸せであってほしい。
どうか、笑顔いっぱいの人生でありますように。
と、そんなことも神様にお願いしつつ。
ムスメの乗る飛行機が
飛び立って
ずっとずっと遠くに見えなくなるまで
見送りました。
ああ~思い出しても涙出ますね。
本当に、ムスメには
たくさんたくさんのものをもらいました。
私は子どもと出会って
すごく変わったなと思うので。
一生懸命与えていたつもりだったけど
ほんと、受け取るもののほうが
100倍大きかったよって、ね、
思います。
そういえば
ムスコが家を出るときは
これはもう初めての経験やから
ずいぶん前から寂しい寂しいと思ってたんですが
出ていってしまうと
ああ、食事も洗濯も、何も気にしなくてよくなって
楽ちんやん、
ってふうになり(笑)
ムスメのときは
寂しいと思うものの
準備の大変さに
あまり寂しいと思う余裕もなかったんですけども
子どもが2人とも家を出ていくということ。
家を出ていく日がくるんだなと
それを実感すると
いろんな感情が入り混じりますね。
そういえば、
ムスメが家を出ていく前日
前日までまた早朝からバイトだったんですが
「行ってらっしゃい」
と見送るときに
いつものように、玄関から外に出て
マンションの廊下をまがって
ムスメが見えなくなるまで見送り
廊下をまがるそのときに
ムスメがこっちを振り返って
手をふって
私も手をふって。
これ!!!
この見送り
私、この見送りを
子どもたちが小学校のときから
毎日やってきたな~
おかえりが言えないかわりに
行ってらっしゃいはちゃんと見えなくなるまで。
阪神大震災を経験したから
このまま会えなくなるかもしれないことを知っているから
朝は絶対に笑顔で見送りする(どんだけケンカしていても(笑))
見えなくなるまで見送りする
って決めてて
それを最後までやったな~
これがほんとに最後か!!!
って思えて
ふいに寂しさが押し寄せてきたんですよね。
おいおい、前日からこんなんでどうする(笑)
って。
ムスコのとき、
実際の別れでは
涙が出ることもなかったのに
もう見送るのが最後か、と思ったときに
ふいに涙が出て
あれあれ、
と思ったんでした。
そして思い出しました。
以前一緒に働いてた派遣さんの息子さんが
うちのムスコと同時期に
転勤で、家を出ていく日に
エレベーターで見送って
ドアが閉まったエレベーターが下がっていって
そこに映った自分が
笑顔のつもりが泣き顔だったと。
ほんと、親の気持ちってそんなです。
そんな、ムスメの旅立ちの日。
私にとってはどんな旅立ちになるのでしょう。
そして、これ、オチですけど(笑)
母に、ムスメの乗る飛行機の写真送ったら
こんなLINEがきました。

「新しい門出に乾杯!!」
・・・誰と乾杯してんねん(笑)。
意外に母も大阪人だったって話です(笑)。
コメント