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人生において素敵なこと

人生において素敵なこと ココロのはなし

昨日の話じゃないですけど
私が関西に出てきて
来年で40年になります(まじ!)。
実に山陰の田舎で暮らしていた期間は18年そこそこで
倍以上はこっち!!

田舎に帰るたびに
ああ~のんびりしてこんな暮しもいいな~
って思いますけど
やっぱり私は大阪が好きです(どっちやねん)。

バラエティ番組づくり

大昔、
働き始めたころは
テレビ局の制作部に配属となり
番組制作をしていたんです。

ADからのスタートで
5年間やりましたけど
途中からはディレクターとなり
本当にポンコツでしたけど
日々がむしゃらに働いておりました。
いや~もうほんと、
家に帰る時間のほうが圧倒的に少なくて
ほぼ会社にいました、ずーっと。
それこそ、
起きてる時間が長いから
生理も半月に1回きたりね?
(身体があれれ?ってなってました。)

私はもともと報道志望やったけど
もちろん希望どおりいくわけもなく
制作配属となりましたが
当時、制作部に女性が配属されるとか初めてのことで
みんな扱いに困ってはりました。

でも、ある意味、
非常に男女平等な評価をされる世界でもあったので
すぐに性別のことなど忘れ去られ
すぐ上の先輩男性とともに
けちょんけちょんに叱られる毎日(笑)。

ま、それはいいんですが
そもそも、バラエティ番組自体
私はそんなに好きでもなく。
だから、報道のように
素材があってどう料理するか、という番組作りでなく
まったくなにもないゼロから
「おもろい」イチをつるくという作業が
ほんと苦手でした。

そもそも、大阪の人間でなく
まず「おもろい」素養もない(まぁこれはいいわけ(笑))。
なにより
私自身が
バラエティ番組を
ちょっとくだらないと思ってるところがあって
きっとこれは親の影響だと思うんですが
親はほんと、
1日中NHKをみているようなひとたちで
民放などバカみたいな番組しかやってないと
見下してるところもあり(なにさま!)
「お笑いみたいなしょーもないもの」
という言葉を
母の口からきいたことも
2度や3度ではなく。

それが私の中にもやっぱり染みついていたのかなと思います。
ほんと、親の影響ってすごいですよね。

それもあって、
そもそも吉本芸人とか全然知らんし
吉本に打ち合わせにいっても感動もなければ
芸人さんとの話題も皆無( 一一)

でも、制作でADをしていくうちに
先輩方や一緒に働く制作会社の方々のすごさを目の当たりにし
あれ、
バラエティ番組って
笑いって
むっちゃ奥深!!
って感じるようになりました。

どこの真面目な田舎モンやねん(笑)。

そりゃもう、
「僕高校も中退で」
みたいな外部のディレクターの企画は
ええ~!おもしろそ!
なものがいっぱい出てくるし

「女性と遊びまくってるで!」
みたいな構成作家の台本は
抱腹絶倒の面白さで

学歴主義の価値観が
ぶちこわされることばっかりで
これまで真面目に勉強して
親の言うとおりに生きてきた私って
なんやったんやろ?
と思いました。

吉本芸人に一目おかれている先輩がいて
その先輩は、だらしない面もあるからか
社内では評価が高くはなかったように思うし
いじられキャラだったのでかわいがられていたとは思うんですが
お笑いが好きで
お笑いをすごく理解しているから
芸人さんとの話がすごく合って
どんなこわい芸人さんも
その先輩だと言うことを聞いてくれたり
こちらの要望をくんで動いてくれたりする。

いや~本当にすごいなと思ってました。

その先輩が言ったこと、
ほんと今も忘れられずで
きっとブログにも何十回もかいてますけど(笑)
「あのな、
人を泣かせる番組は簡単に作れるけど
人を笑わせる番組って難しい。
人を笑わせることってほんとに難しいんやで。」
ってね。

数年、やってきた私には
それがすごくわかったし
(自分がすごく苦労していたから)
でもはっとしましたね。

母が「しょーもない」と言っていたバラエティ番組は
構成作家やディレクターやADや
いろんなひとたちが
血のにじむような努力と
考えて考えて考えて考えて
いろんな発想を試して試して
作られているのだということ。

それは、
感動しそうな素材があって
それを料理してできるドキュメンタリー番組とは
また違う苦労
ときにそれ以上の苦労があるのだということ。

ひとを笑わせることって
とても簡単なことのようで
番組として不特定多数に向けるときは特に
本当に難しいことだよなって。

そう思いました。

笑いの効果

その後、いろいろな研究が出て来て
病気の方々に
吉本の漫才を聞いて笑ってもらったら
それをしない方々より
免疫力が高くなり
治癒率もあがったとかで
笑いの効能、笑うことの大事さが
認識されるようになりましたよね。

だからやっぱり
笑いの文化がある関西って
元気に見えるし
実際に元気。

仕事をしていても
プライベートでも
本当に
笑うことが多いな~
って思います。
山陰地方に比べ
笑う機会は圧倒的に多いです(笑)。
まぁネタもって話す人が多いってのもきっとあります(笑)。

そうそう、よくムスメも
「あのひとの話はオチないからな~つまらん!」
とか言ってますから
やっぱりオチが必要なんでしょう関西は(笑)。

いずれにしても、
笑うことの大事さを
関西育ちではないからこそ実感することが多いです。

笑うってすごく素敵なこと

先日、おしゃれクリップに
霜降り明星のせいやさんが出てたんです。

私はもう、そりゃ
M-1優勝前の大阪にいるときから
劇場で何度も漫才を見て応援してましたから
せいやが「おしゃれクリップ」~!!
って感慨深くて見てました。
(なんなら次の日はしゃべくりにも出てたしね)

いま出してらっしゃる本が売れてるってのもあるんでしょうけどね。
やっぱおもろいわ~。
ってのと、
霜降り明星が
お互いの面白さをすごく尊敬しあっている
っていうような話も
うう~(涙)ええ話!
って見てたんです。

で!あ、これ!
って思ったのは、
せいやさんが
どんな子に育ってほしいですかと聞かれ
「多くは求めない。
人をより笑かして、自分も笑ってほしい。」
っておっしゃってて!

お~!それな!
ほんとそれな!

「自分が笑っているときも
嫌なこと、くだらないことで悩んでたなって思うし
笑うって人生において素敵なことやと思うんです。」

とね。

それだ~!!!
笑うって人生において素敵なことだ~!!!

だからあなたは人をこんなにも笑わせて
幸せにできるのだよ!!!

・・と改めて思った次第です。
(一生応援すんで、霜降り明星!)

そういえば、粗品のショート動画もよく見るんですけど
そこで、粗品のライブにきてた子が
JICAの青年海外協力隊で
どこかの発展途上国で働いてます(一時帰国中)
って話をしていて
「なんでまたそこに行こうと思ったん?」
と聞かれて
「霜降りの漫才で!」
って言ってたんですよね。

え、どの漫才?
と思ったら。
「『しょうもない人生!』ってやつです」
って(笑)。

あれです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
せいや「頭の中に走馬灯がかけめぐる」
粗品「死にかけとるがな」
せいや「豆でかー!」
粗品「走馬灯」
せいや「関節鳴らへんな~」
粗品「色んな思い出」
せいや「この道に出てくんねんなー」
粗品「しょうもない人生!!お前の人生ペラペラやないかい!」
(霜降り明星の漫才より)

これな!!
このくだり大好きなんですが
これを聞いて
自分の人生、
「走馬灯で思い出すとき、しょうもないことばかり思い出す人生でなく
なにかをやった、挑戦した人生でありたい。」
って思いはったということなんかな。
なるほど~
そういう刺さり方もあんのか!!

・・と思いましたね~。
笑いの中に
気づきもあったり
人生のきっかけをくれるものがあったり
面白いですね。

笑いの中にあるからこそ
前向きになれるきっかけがあるのかもしれないな~
なんて思いました。

おくふか。
改めて
私はやっぱり
こんな
笑いを考察できる関西にいることが好きやなってね
思っています。

もう40年近くも住んでたら
大阪のおばちゃんと自称して大丈夫ですかね
(もうしてるけど(笑))
お笑いのセンスはありませんけど
お笑いのいいとこはいっぱい言える。
ずっとそんな私でありたいです。

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