いやほんまにな。なんやろうか。
しかしその夜も
なんともしんどく
熱を何度も何度もはかって
7度5分だったり8度1分だったり。
熱が出ているときのしんどさともちょっと違うけど
この微熱的なものはなんだろう・・
どっちにしてもしんどいやんか。
と思いながら朝を迎えたんです。
ようやく水曜日
この日はようやく水曜日。
かかりつけ医があいている日なんです。
やっぱり、先生のところに行ってみよう・・
あの先生なら、尿検査や血液検査もしてくれるはず。
もしかしたら、時々疲れたときになる
腎盂腎炎かもしれん( 一一)
(いやもっと高熱。腰も痛い。)
ゼイゼイもするし喘息発作かもしれん。
(いやもっと息苦しい。)
と思いながら準備をしつつ熱をはかると
36度5分・・
チョー待って。
会社行ける?
病院必要なし?
風邪だっただけで治ったのか?
・・・否。
食欲もなければ身体も相当しんどい。
やっぱ今日も会社は休んで
先生のとこ行っとこう、
と思いまして、行きました。
先生、開口一番
そう。
診察室に入って、先生に
先生、夜になると微熱になって朝になると下がる。
でも、食欲もなくて全身倦怠感もあるんです。
なんか喘息もいつもより音がひどいし。
と症状を一気に話したら
先生、開口一番
点滴しましょう!
と。
まーじで。そうだな。点滴したらよくなるかも。
しかし、私の言葉だけで
何と判断した?
喘息かな?
と思っていたら、胸の音を聞いてくださり
喘息!出てるじゃないですか!!点滴すぐね。
とのことで、奥に連れていかれて
いつもの優しい看護師さんが
すぐに点滴の処置。
私はもうぐったりとリクライニング椅子に深く沈みこんで
言われるがまま。
で、点滴をするときに看護師さんが
はい。ここで血液検査もしときますからね~
と、点滴のために入れた管から血液をとって
その後そのまま点滴。
どうやら、この点滴は、抗生剤など
この弱った身体を元気にするためのものだったようで
これをゆっくりゆっくり入れているあいだに
血液検査の結果が出て
それにより
点滴もう1本の指示でましたからね~
次は喘息の薬入れますね。
と。
そうか。そういうこと。
この体調不良の原因は
喘息の発作やったんや!!
と知りました。
ちょーまって、喘息の発作が出て点滴されるとか
何十年ぶり・・・!!
しかし喘息の発作ってもっとしんどくなかったか?
数歩階段を上がってもしんどくて息ができなくなって
なんとも息苦しいっていう。
でも、よく考えてみると
ずっと家の中にいたので
階段をあがるはずもなく
運動範囲も超せませま。
そりゃ、動かんから、このしんどさわからんやんな?
確かに医者に来る道すがら
自転車だけどやっぱり
動いたらしんどいやん息が。
と思ったんでした。
喘息発作やったんか!
だから熱がこういう感じやったんか。
そう。喘息は普段熱は出ないのだけど
あまりにひどくて炎症が高くなると
熱が出るんです。
かくして
点滴を2本打って
急にはよくならないものの
急におなかはすいてくるっていう(笑)
えらいもんです。
点滴後、先生
はい、胸の音聞くよ~
と、服の上から胸の音を聞き。
まだまだ奥のほうが、ヒーヒー、って絞り出すような音がしてる。
喘息だからね。無理したらだめだよ。
強い薬出しますからね。
毎日吸入もしてるよね?朝晩2回ずつにしようか。
過労かストレスが相当大きかったんじゃない?
気をつけてね。
食べ物は、うどんパンなんかの小麦はできるだけ避けてね。
と、やさしいお言葉。
これ、相当しんどかったでしょう。
よく我慢したね~。
って( 一一)
月火、こちらお休みやったしね?
そして違う医者では、点滴すらしてもらえなかった・・
胸の音を聞いて、喘息発作だときっとわかったはずだと思うんだけど
毎日吸入もしてるしお薬も飲んでるから
いいと思われたんかなあ・・・。
かかりつけ医は、
ご自身が喘息ということもあって(専門は脳神経)
喘息やアレルギーのことは熟知しておられるし
なんといてってもご自身でご経験がおあり。
「学問なき経験は、経験なき学問に勝る」
とはよく言ったもんです。
ま、先生は「学問ある経験」ですけど(笑)。
いや~本当にほっとしました。
これで大丈夫。
やっとそう思えました。
その後、2時間ほどしてからだはすっかり楽になり
熱もしっかり下がりました。
ただ、点滴中におなかがすいてきて
よっしゃ、なにか食べるか!
うどん食べたいな!!
と思っていたので、
「小麦はやめてね」と言われて
あれれれれれ~がっくり、
となってはいました(笑)
おかゆさん食べましたけどね。
そう、こういうときは、やっぱりおかゆが一番おいしい。
梅干しを添えて。
(今でも食べたくなる(笑))
喘息って
ほんと、喘息ってやっかいです。
私の場合は、小児喘息とかでなく
喘息が初めて出たのは高校生のとき。
なにもわからず、
歩くのもしんどいなか、熱が出て
母と医者に行ったものの
聴診器を胸にあてられたときは
息をしたらあかんと思って息を止めていたので
先生にはゼイゼイがあまり聞こえず
喘息と診断されなかった記憶があります。
でもたしか、あれが一番最初だったなって。
気管支が収縮することで
空気の通り道が細くなって
息を吸ってもはいても、ヒューヒューゼイゼイと音がして
身体を動かすとさらにしんどく、
窒息する人もたくさんいる病気です。
最近、咳喘息が多いので
「喘息やねん~」
と言う人多いけど
咳喘息とは全然ちゃうからな?
階段上れてるやん!
と思うワタシがおりました(笑)
生粋の喘息患者(笑)。
いやほんま。
大学4年のときにボランティアでバングラデシュに行って
おそらく舗装されていない道路で
土埃がすごかったからか
数日目に喘息発作が出て熱が出て。
すっごくしんどくなったのを覚えています。
当時のバングラデシュ。
お医者さまはいるのか・・
現地のスタッフがさがしてくださり
日本に留学していたというバングラデシュ人の医師を紹介してくださり
診察するも
気管支拡張の注射があと1本だけある、
とのことで。
(このあとのひとたちはどうすんねん)
その1本を打ってくれて少し楽になったんでした。
とはいえ、また夜中からしんどくなり
翌日に帰国便に乗ったんですが
その中でももうヒューヒューゼイゼイとしんどく
はじめて飛行機のアナウンスで
「機内で急病人が出ました。
お客様の中にお医者さまはおられませんか」
というのを聞きました。
中東の女性医師がおられて診てくださったんですが
もちろん気管支拡張するようなものは持っておられず
どうしようもなかったんですね。
高熱でしんどく、息はつらく
一緒にボランティアにいったおばちゃんたちが
「大丈夫やで!もう富士山見えてきた!もうすぐ日本やから!
がんばれがんばれ!」
と励ましてくださったのを今でも覚えています。
(みなさんお元気でしょうか・・)
そして、成田空港についたとたん、
誰よりも早く飛行機をおろされ
車いすにのせられて成田空港病院なる病院に行き治療を受けて。
「地元に帰って継続の治療はしてください」
と言われて、どうにか新幹線に乗って(記憶なし)
西宮まで帰り、
西宮市民病院に直行したらもう即入院となり
朝まで点滴を受けました。
いや~本当にしんどかった。
しかし、それもあって自宅に帰国の連絡もしていなくて
父母が心配して、ボランティア期間に連絡をしていたようで
次の日の朝、はるばる田舎から母が西宮市民病院まで来ていたのには
びっくりしました・・!
一人暮らしやったし
自宅に帰るわけやなし
「帰国したことを自宅に連絡する」
なんてことは
すっかり頭から抜け落ちてたんですね~
でも親は、そりゃ、バングラなんてところに
22歳のムスメが行ってるわけですから
ちゃんと帰ってこれるかと心配しとったんでしょう。
親の心、子知らず。
ともかく、そんなことがあって
私の喘息は、確定となったんでした( 一一)
そしてその3,4年後に、
今度は、ADの仕事をしているとき
喘息の発作がまた出ましたね・・
それは、香港に何度も取材に行って
さあ、その膨大な素材を編集して
映像を作ろうとしていたそのときでした・・
(何十本、何十時間の素材を編集し、15分のコーナーをつくる( 一一))
そこで倒れたんでした・・
なので、ロケにも同行してなかったベテラン先輩が
何晩も徹夜して
私の撮ってきた映像を全部見て
素晴らしい編集をしてくださったっていう。
いまでもその先輩には頭が上がりません。
(今もいつなんどき連絡があっても、私は彼のADのようなことをしています(笑))
そんなこんなでしたが
そこからは喘息発作って
あんまり出たことなくて。
5,6年に一度くらいはちょっとひどくなることがあっても
点滴や入院ということにはならんかったような気がします。
ただ、50代になったころから
普段からちょっとゼイゼイするようになって
そこから、毎日朝晩、発作予防のステロイド吸入をするようになりました。
これは、私が若いころにはなかった薬で
毎日、微量のステロイドを吸入することにより
気管支収縮発作を防ぐ効果があって
それまで(薬ができるまで)
全国で1万人以上の人が喘息による窒息で亡くなっていたのを
劇的に改善したと言われるものやったんですよね。
だから私も、まぁこれは一生やらなしゃーないなと思っていたんです。
が、しかし、それでも発作が起こる。
そういうこともあるんだなと知りました( 一一)
何十年ぶりの喘息発作で
またひっさしぶりにプレドニン(経口ステロイド薬)も出て
どうにかこうにか私の喘息はおさまったんでした。
しかし、この薬、しばらく手が震えるんですけどね( 一一)
そして、無理やり抑えるので
ヒューヒューはいわなくとも
動くと少ししんどいのはそのまま。
じっとしてればなんてことないんですけどね。
ということで
はれて、次の日から仕事には行けました。
しかしね~いろいろ考えると
発作予防していて発作が起きるって
やっぱり先生がおっしゃるように
過労とストレス・・
それだったのかな~とは思います。
ここのところ会社でもいろいろありすぎだったし
でもやっぱりそれよりなにより
直前のあのストレス( 一一)(笑)
母はあれこれ言うし
子どもも夫もあれこれ言うし
なんで私ひとりがバタバタしてんねん!!
私の時間はどうなってんねん!
っていうアレね( 一一)
ああいう気持ち的なところが
めっちゃ大きいんちゃうん?
と思っている次第です(絶対そう(笑))。
とりあえずは、クリスマスまでに
なんとか元気になってよかったです。
インフルかコロナしか頭になかったからね~
原因もわかって、身体もなおってすっきり。
でもえらいもんで、
病み上がりはいつも思うんですが
健康を害しているときは
ホンマに何をすることもできず
少々元気になったとて
何の気力も起こらないもんですね。
元気になってから世の中を見渡してみると
なにもかもがキラキラして見えて
ああ、健康ってすごいなって
なにかやりたいな!
なんでもできるな!
さあなにしよう!
って思える、わくわくするんだって
改めて実感しましたよ~。
なにをウツウツしててん、なんでもできるやん!
さあ!!
って、気持ちがびっくりするほど上向く。
やっぱり健康って、
一番根幹にあるものなんですね~。
あたりまえじゃないことに気づかされました。
気づいたらもう年末。
仕事納めももうすぐです。
ラストスパート、いっときますです!
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